コンフィチュール

コンフィチュールとは、火を通した果物の総称のようです。
火を通した果物の美味しさに目覚めたメンバーの方々は、ジャムのようにコトコト煮込んだものではなく、必要な分しか火を通さずに、果物のフレッシュ感を大事にした独特な製法で数日かけて仕込まれるようです。
プロヴァンスの小さな村オルゴンに、アトリエをつくり、そこでは常に昨日とは違ったコンフィチュールを作ることを、自らに課し、“果物をかじった最初の一口のインスピレーション”を大切にされているようです。
また『作ってくれる人の気持ちを大事にしたい、だから畑まで出かけて行く。』と栞には書かれています。『愛情をたっぷりもらい「大きくなあれ」「美味しくなあれ」と慈しまれた食べ物は、それだけで良いエネルギーを持っている。そのエネルギーを感じると、美味しいコンフィチュールに仕上げなきゃと自然に熱が入る。大事に使わせてもらって、出来上がったコンフィチュールを届けては批評してもらう。そんな事も楽しみの一つ。』と書かれた案内文を読むと、百姓が自ら育てたものを、自らが加工品にして、またみなさんに食べて頂くということは大変な贅沢なことなのだと今更のようにつくづく思うものでした。