百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

有機農業とは・・・

2007-04-14 23:57:24 | 循環
有機とは・・『機(トキ)有(ア)ルベシ』と読むんですといった人がいたという。その人は、あの黒澤酉蔵氏。黒澤氏は言わずと知れた北海道の農業の基盤づくり、土づくり、人づくりに尽力されたことで有名で「健民は健土より、健土は愛土より」「神を愛し、人を愛し、土を愛す」をモットーとされていた。「『機(トキ)有(ア)ルベシ』すべての存在には、それぞれの時期がある。逆にまたその時節、無くしてはありえない。」ということか。
今回の有機農業推進法の施行に伴い、われわれ農業者に何が出来るのか・・・についていろいろな方々と語り合わさせて頂いてきたが、やはり大切なのが「有機農業を農薬、化学肥料を使わず自然の物質を循環させて作物や家畜を育てる農業」という狭い範疇で捉えるべきではなく、『機(トキ)有(ア)ルベシ』と大きく捉え、命育む農業、地球全体の生態系の維持をするわれわれの生きざまにその本質があり、決してそれらは農業者だけで成り立つものではないと考える方が良さそうだということに改めて気付かされる。
例えば滋賀県の場合、琵琶湖を真ん中に、周囲はぐるっと山々に囲まれている。山々から平野部に流れ込んだ河川は、いずれ必ず琵琶湖に注ぐ(一部注がない河川もあるが)。われわれは林業や漁業、第一次産業の方々だけでなく、様々な産業の方および官公庁、学校・教育関連の方と連携し、少し俯瞰した中で琵琶湖を常に見つめ、琵琶湖の生態系をしっかり守れる地域づくりを急ぐことなく一歩一歩確実に進めることにこの活動の本質が見出してみたい。

二酸化炭素排出量削減

2007-04-14 02:08:24 | 環境
二酸化炭素排出量の削減にはいろいろな方法が考えられる。
例えば、家庭で消費する電力の約半分を占めているといわれている『エアコンの温度を、夏は2℃高めに冬は2℃低めに設定する』とその半分、つまり家庭の消費電力の約1/4が削減出来るといわれており、日々の生活の中で細かいことになるが
・電化製品のプラク゜を抜く・再生紙を利用する等、常に心がけていればそんなに難しくはない削減法がある。
外出の際には・出来るだけ、自転車や公共交通機関を利用することで、車を使っわないようにする、また車を利用する場合でも・空気圧等の整備を週一回しっかりするだけで約3㌫の燃費の削減にはなるようだ。
他には、・有機野菜を食べる・地産地消に心がける・冷凍食品を避ける等の工夫をすることは案外簡単で身体にもよさそうに思える。有機野菜は慣行野菜に較べて二酸化炭素をたくさん吸収している土壌で育っているといわれており、地産地消はフードマイレージの視点でエネルギーコストが約1/5に、冷凍食品は約10倍のエネルギーコスト増になっているらしい。
『木を植える』という行為も、環境保全自然保護の視点のみではなく、二酸化炭素の吸収量(1本の木は、生涯1㌧の二酸化炭素を吸収するらしい)の視点や木陰は温暖化防止に繋がっている。
少し視点を変えてみると、一石二鳥に繋がることも多く、二酸化炭素の削減に努めた節電は節約に繋がったり、美味しい食卓や自然保護は二酸化炭素の削減に繋がったり、つまり視点を変えて楽しくススメル“二酸化炭素排出量削減”もあり!!かも。