セブンイレブンは、この9月1日から東京23区の約1,000店から廃棄される期限切れ食品をほぼ家畜の飼料に再利用を開始するという。家畜の飼料化は、最近の穀物市場の高騰で畜産関連農家からは期待されるところだが、本当にコンビニの弁当やパンの再利用は可能なのだろうか???疑問が残る。というのは、以前、西日本新聞社発行のブックレット「食卓の向こう側」によれば、
『福岡県内の養豚農家で、あるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、奇形や死産が相次いでいたことが分った。』
当該記事では、福岡県で最大部数(約63万部)を発行する西日本新聞社が、『2002年ごろ、福岡県内の養豚農家であるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、豚の妊娠期間である114日後のお産で、死産が相次ぎ、やっと生まれた子豚も、奇形だったり虚弱体質ですぐに死に、透明なはずの羊水がコーヒー色に濁っていた』と伝えている。
消費期限が切れても腐らない弁当やカビも生えないパンは、本当に人間の身体に悪い影響を与えないと言い切れるのだろうか、一つひとつは大丈夫でも、複合的に累積した場合はどうなのか、継続的に摂取した場合はどうなのか。またそれらを飼料にされた豚さんたちの肉は、またコンビニや外食産業で販売される。安全なものが安全にではなく、よくわからない不確かなものがより不確かに、そして、我々にはもはや選択する権利すらなくなる。誰がいつどこでどう判断して、未来をみているのか。誰もが、現時点での判断(効果、効率、経済性等)のみで、誰も将来のあるべき社会像を見据えていないのではないか。
また、別の視点でリサイクル法は市町村をまたがる廃棄物の処理を禁止していたのではなかったのか、市町村だけでなく都道府県も越える事はいつから可能になったのか。農水省と環境省は、コンビニや外食店の食品廃棄物を豚の飼料に利用し、豚肉を再び弁当などに再利用するために、新たに認定制度「リサイクル・ループ」を創設するという。本来議論されていた食の循環利用「リサイクル・ループ認定制度」は実験的な地域の取り組みの経済性、効果、安全性を考慮したものなのではなかったのか。
“農”を再び現代社会の生み出す廃棄物の捨て場に利用することは、これ以上許してはならない。
『福岡県内の養豚農家で、あるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、奇形や死産が相次いでいたことが分った。』
当該記事では、福岡県で最大部数(約63万部)を発行する西日本新聞社が、『2002年ごろ、福岡県内の養豚農家であるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ与えたところ、豚の妊娠期間である114日後のお産で、死産が相次ぎ、やっと生まれた子豚も、奇形だったり虚弱体質ですぐに死に、透明なはずの羊水がコーヒー色に濁っていた』と伝えている。
消費期限が切れても腐らない弁当やカビも生えないパンは、本当に人間の身体に悪い影響を与えないと言い切れるのだろうか、一つひとつは大丈夫でも、複合的に累積した場合はどうなのか、継続的に摂取した場合はどうなのか。またそれらを飼料にされた豚さんたちの肉は、またコンビニや外食産業で販売される。安全なものが安全にではなく、よくわからない不確かなものがより不確かに、そして、我々にはもはや選択する権利すらなくなる。誰がいつどこでどう判断して、未来をみているのか。誰もが、現時点での判断(効果、効率、経済性等)のみで、誰も将来のあるべき社会像を見据えていないのではないか。
また、別の視点でリサイクル法は市町村をまたがる廃棄物の処理を禁止していたのではなかったのか、市町村だけでなく都道府県も越える事はいつから可能になったのか。農水省と環境省は、コンビニや外食店の食品廃棄物を豚の飼料に利用し、豚肉を再び弁当などに再利用するために、新たに認定制度「リサイクル・ループ」を創設するという。本来議論されていた食の循環利用「リサイクル・ループ認定制度」は実験的な地域の取り組みの経済性、効果、安全性を考慮したものなのではなかったのか。
“農”を再び現代社会の生み出す廃棄物の捨て場に利用することは、これ以上許してはならない。