百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

万願寺唐辛子

2014-03-23 20:58:43 | Weblog
今日は万願寺唐辛子の種取りをすることに。
ここで注意が必要なことは、唐辛子の胎座には決して触れないこと。
胎座とは、種が付着している果実の中の額に近い白い部分のことで、この部分には辛味成分『カプサイシン』が最も多く含まれており、手についたりするとそれだけでヒリヒリし、その手で眼や頬や額を触ったら何とも厳しいヒリヒリが数時間続く、以前眼を触って眼を開けることも出来なくなり何とも困ったことになったからだ。
『カプサイシン』は種子や果肉にはあまり多く含まれてはいないことをこの時初めて知った。何事も経験が大切だが、眼が見えなくなるのは、何とも困った。

2014-03-23 00:00:16 | Weblog
開花宣言は、気象庁が全国各地の特定の株を標準木と定め開花状況を職員の目視で観測を行い宣言がされることは良く知られているが、 対象とされる桜はソメイヨシノで、ソメイヨシノが品種改良の賜物であることはあまり知られていない。
ソメイヨシノは、若木から花を咲かせることが出来、葉よりも先に花が咲くことから、明治時代以降人気となり全国に拡がったが、自家不和合性が強く現存しているものはすべてがクローンで、しかし不稔性ではなくソメイヨシノ以外の桜と交配をすることが可能なことから遺伝子汚染が危惧される。
花見が庶民の風習になったのは江戸時代以降で、それ以前は宮中行事だったという、また江戸の徳川時代の8代将軍吉宗が隅田川東岸等に植樹したのが庶民の花見の始まりで、当時の桜は“エドヒガン”や“山桜”という品種で、それぞれが大木で樹齢が100年を超すものも多くみられたが、空襲等で当時のものはほぼ現存しないようだ(ソメイヨシノは小木で寿命は80年前後といれている)。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」というが、最近は切り口が細菌感染しないように施す技術が進化したため、桜も剪定することが可能になり、ソメイヨシノの寿命も多少伸びたようだが。