百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

働きバエ

2020-08-21 23:54:01 | Weblog
「働きバエ」がミツバチに代わり授粉を頑張っているという。
「働きバエ」は「ヒロズキンバエ」というのが本名で、活動できる気温の幅が広く、紫外線も必要ではないというから、実際のミツバチ君よりも農家は扱いがしやすい。
ただ「ハエ」というとイメージが悪く名前を変えて売り出そうという動きがあり、一部では「ビーフライ」と呼ばれているようだ。
人間は扱う時は良いが、一旦彼らより働きが良い昆虫を見つけると彼らを扱うことを直ちにやめてしまう。自分達の都合ばかり優先しているこの農業は持続可能と言えるのだろうか?いつまでたっても「未来」は見えてこない。

光の速度

2020-08-20 23:43:10 | Weblog
「光の速度」
それは宇宙で一番早いもの
1秒間で地球を7周半もするのだから

そんな「光の速度」が現代社会では遅いと言われ始めているという
コンピュータなどの中の装置はすべて電気信号が通っており、その電気信号の伝わる速さは「光の速度」を超えることは決してできない
今回のコロナ禍でzoomを用いた会議や演奏等の中でわかった事象のようだが、みんながテレワークで演奏をした場合、指揮者がタクトを振った時、その映像が少し演奏者に遅れて伝わる、そんなことが現状ではありそうだということだ
それは「光の速度」を超えるものを人類は求めているということなのか?実は「光の速度」とは異なる次元の代用品があるのか、「電子信号」に頼らない方法があるのかもしれない
そう考えるとまだまだ未来はおもしろい!

食虫植物

2020-08-19 20:38:40 | Weblog
以前、モウセンゴケという食虫植物の持つタンパク質の分解酵素を調べていたことがある。彼らは粘液を出して虫の動きを止め触毛や葉をゆっくり動かし虫を捕らえる、この粘液の中に分解酵素が含まれており、分解された栄養素を吸収腺から取り込むため、痩せた酸性土壌であっても日当たりさえ良ければ生育できる。
一方、ハエトリソウという食虫植物はとげとげな葉で虫を捕らえるが1回触れただけだと反応せず、30秒以内にもう一度触れると約0.3秒で反応する。30秒の間にもう一度刺激がないと1回目の記憶は消去され、また次の刺激を第1回と数える。科学者は獲物を捕らえて消化するまでに約1週間も必要なこのハエトリソウの食事を不効率というが、そこにはおそらく私たちが気づかない彼らなりの理由があるのだろう。
自然は複雑だが、単純で、何事にも理由がある。

ムぺンバ効果

2020-08-19 11:15:59 | Weblog
「お湯の方が水よりも凍りやすい」
特定の状況下では高温の水の方が低温の水よりも短時間で凍ることがあるという物理学上の主張であったが、必ずしも短時間で凍るわけではないといわれていた。

この現象は「ムぺンバ効果」といわれて1963年の当時、タンザニアの中学生であったエラスト・B・ムペンバ (Erasto B. Mpemba) さんが発見したとされている。

古くはアリストテレス、フランシス・ベーコン、ルネ・デカルトなど近世の科学者が気付いていた可能性もあるようだが、なかなか物理学的にその根拠が示されずに月日が流れた。

そんな中やったその物理学的な検証がカナダ、サイモンフレイザー大学のアビナッシュ・クマール氏らによってまとめられ、8月5日に世界で最も権威ある学術雑誌「Nature」に掲載された。

これは、温度だけに頼らない個体・液体・気体への変化が今後の世界を変革する可能性を示唆しており、新しい技術の変革は環境への負荷を抑え私たちの暮らしに大きな影響を与えてくれそうだ。

眠りのスイッチ

2020-08-17 20:53:50 | Weblog
2006年10月神戸六甲山で一人の男性が遭難、24日後に救助された時、体温は僅か22℃、まるで冬眠のような状態で一命を取りとめた。
2012年2月スウェーデン北部の林道で、雪に埋もれた車の中に食料なしで約2カ月間いたという男性が救出された。地元紙は、男性が寒さの中で31℃前後の低体温の冬眠状態になり、体力を消耗せずに生存できたのではないかとの医師の見方を伝えた。
「人間は冬眠できるのか?」
今回筑波大学の桜井教授らがマウスに「眠りのスイッチ」(冬眠によく似た状態に導く脳の神経回路)を見つけたと英科学誌ネイチャーに発表した。
植物も一年草といいながら環境が整っていると多年草になったりする、何かの「スイッチ」が入るのだろう。
冬眠ができるようになると、みんなが「冬眠」を望むようになるのかもしれない、少しでも過ごしやすい時代に生きたいとの思いから・・・。

時代の変革時期

2020-08-16 23:19:40 | Weblog
時代の変革期なのかもしれない
変革期とは、過去を振り返ると、いつの時代も突然現れるわけではなく、何らかの必然性があり、そこには物語がある
しかし、その時代に生きる我われからすると、わかってはいるが過去にまだまだ拘ってしまう、何かが邪魔をして本来の姿が見えてこない
既成の概念を打ち砕き、新しいフォーマットで新たに挑戦することはそんなに大変なことではないだろう、しかしリスクはつきものだ、リスクを怖れていては何もできない
リスクはできるだけ回避して、時代の一歩先を極めたいものだが・・・

IT大手

2020-08-16 01:19:18 | Weblog
アメリカのIT大手(グーグルを擁するアルファベットやマイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム)4社の合計時価総額が先月20日に5.97兆ドルとなり、日本の上場企業は合計約5.84兆ドルと4社合計を下回った。
今やアメリカのIT大手は、桁外れの市場支配力を有しており、当初は競争が価格の引き下げをもたらすが、のちに強靭な独占企業になる可能性も併せ持つ。
一方アジアに目を向けると、中国やインドは国内のIT企業の育成に力を入れている。その育成が政府の事実上の政策になっているとすると、アメリカのそれも中国やインドのそれもなかなか考えるといろいろな面で面倒な事態に陥れてかねない、しっかり凝視していないと手遅れになる可能性も高い。

ある作家 その3

2020-08-14 23:45:29 | Weblog
作家であることは、現代社会においてそれほど難しいことではないのかもしれない
しかし作家であり続けることはどの時代でも難しいのだろう
いつまでも書き続けることができる、
常に「次回作が一番だ!」と思い続けることができる、
常に「美しいものを追い求め続ける」ことができる
「手を縛られても足で書く」と思い続けられるか
「死ぬ瞬間まで書いていたい」と思い続けられるか
やはり作家は変わり者ということか⁈

国の事情

2020-08-13 21:56:37 | Weblog
アメリカはアメリカの事情があり、
中国には中国の事情がある
日本にもカナダにもドイツにもインドにもそれぞれ事情がある
相手国としっかり話し合えば解決しそうな問題でも、自国の中での話がつかないことや、自国の中での権力闘争等、なんとも小さな事で大きな問題解決が図られないでいることに不甲斐なさを感じる
しかし過去から現代をみると、人類は思う方向へ進んできた(残念な事だが、みんながみんなの“幸せ”ではなく、まずは自分や身内の“幸せ”を追求するコトで)
今後も我儘な(人類の人類による勝手解釈で)カタチで我儘な方向へ進んでいく事だろう
未だに銃撃戦が展開されている地域や、境界線で睨み合いを続けているエリア、 領海侵犯を繰り返し続けてている所があったり、国家権力で無実の人を逮捕したり等、なんとも大人気ない
そもそも人類とは「大人気ない」生き物なのかもしれない、知性と教養があっても、嘘をつくし他人をだます、搾取されようが、いいように扱われようが、その過程で“幸せ”を探した方が現実的なのかもしれない

日本の農業の誤り

2020-08-12 21:02:35 | Weblog
このお盆の時期に汗水垂らして倒れそうになりながら・・・
「戦後の日本の農業について」考えてみる
農業は本来、暮らしの一部であった。だけど大衆は「農を棄て、会社員や公務員を目指した」
大きな要因のひとつに収入があげられる。高度成長下で所得は倍増されていった(他国の戦争からの利益もあり)。自然によって左右される農業とは違い安定した収入も大きな魅力のひとつだと言える。当初は稲刈りや田植えは、親戚一同の共同作業であったが、機械化の促進が更にその共同体を分断していった。農業者を守る意味でつくられた農業協同組合(JA)は、農業者から搾取して、いつの間にか巨大な金融機関に変貌を遂げた。
もっと小さな規模で資源循環型の農業はできなかったのか?いつまで経っても誰かに搾取され続ける構図から脱出できないでいる「日本の農業の誤り」はどこにあるのか?
農業者はもっとストックの大切さを知るべきだ。恵まれた環境は、豊かな大地を育み、しっかりとした農作物を育ててくれる(人はそのお手伝いをしているだけに過ぎない)。
そして、しっかり汗を掻くことだ。
何よりも自ら農作物の持つ力を信じ、育った農畜産物を食し、自らがそれらの農畜産物の素晴らしさをわかってくれる仲間を増やすことだ。
小さな国土で、みんなが汗しながら自然と共に歩む、今一度、天からの恵みを全身で感じ、その中に生かされている「幸せ」を思う、そんな素朴なことができないようなら、やはり「日本の農業の未来」はない。