民主党の小沢一郎幹事長は21日の記者会見で、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例会見に関連し「憲法で規定している国事行為にそのものはないが、陛下の行動は内閣の助言と承認によって行われなければならない。内閣が判断したことについて、陛下がその意を受けて行動なさるのは当然のことだ」と強調した。西松建設の巨額献金事件に関しては説明責任は尽くしているとの認識を重ねて示した。
天皇特例会見をめぐる今回の発言は、外国要人との会見も国事行為に当たるとした14日の記者会見での発言を修正する一方、国事行為でない場合も天皇は内閣の判断に基づいて行動することを求められているとの持論を展開したもので、論議を呼びそうだ。 天皇の位置付けについて、小沢氏は「天皇陛下には全くのプライベートはないに等しい。日本国と日本国民統合の象徴というお立場があり、自由にあっちこっち行ったりはできない」と指摘。その上で特例会見に関し「陛下にお伺いすれば、喜んでやってくださるものと思っている」と述べ、政府の判断に問題はなかったとの考えを重ねて表明した。
西松事件に関してはも元公設第1秘書の起訴は不当との認識をあらためて示した。 2009/12/21 19:23 【共同通信】
「国事行為でない場合も天皇は内閣の判断に基づいて行動することを求められている」これが小沢氏の本心。 内閣の判断で「政治利用する」と宣言したに等しい。小沢氏が権力の座にいることに危険を感じる。