#74 (4-7) 「準決勝の条件」 All These Things That I've Done
One Tree Hill
ブルックはデザイナーとしてファッションショーに出ることになった。応援にあのチャベス先生も来た。手伝いにきていたマウスと鉢合わせしそうになって、ブルックは先生をあわてて隠している。マウスはモデルのお姉さんにモテモテで「あなたって食べたいほどかわいい、・・今夜バーで飲むんだけど一緒にどう?・・」なんて誘われている。そこにマウスをたずねてジジがやって来た。今夜、マウスとジジはデートの予定らしい。
レイチェルは『マキシム』の表紙になったらしく、大喜びしている。学校に雑誌を持ってきたことをチャベス先生に咎められて、放課後残るようにと言われたレイチェルは、放課後、ブルックとのことでチャぺスをなじる。チャベス先生はレイチェルに「・・君は目立つのが好きなんだな。人を怒らせるのも。精神的に不安定だから。ずいぶん強気だな、・・狙いは何だ?」と言う。レイチェルの返事は「狙いは一つ。それにはドアを閉めなくては」と言って、レイチェルはドアをパタンと閉めた・・
レイチェルはブルックの所に来て、こう言う。「・・放課後残れって言われて、二人になったら、口説かれた・・・もう会わない方がいいよ。あいつ最低・・・」 でも、このレイチェルの言うことも全く信じられない。
ブルックは校長に呼び出される。チャべス先生は生徒と性的関係を持っている、その生徒とは君だという訴えがある、真偽がはっきりするまでチャべスは停職処分だと。告げ口したのはレイチェル。
チャべスはブルックに、「・・停職処分になった。レイチェルはとんでもない女だな。・・・・迫ったのはレイチェルだ。・・放課後話そうとしたら誘ってきた、・・そういう子なんだろ・・レイチェルは男と見れば誘っているんじゃないか・・・信じてくれるだろ?・・」と言う。さあ、どっちを信じたらいいんだろう?
朝、ペイトンは物音に怯えて階下に行く。台所に兄デレクがいた。デレクに言われる。あんなことにあったのに、裏口の戸締りしていないなんて不用心だ、それから、なぜ学校に行かないんだとさんざん怒られてしまう。とりあえず学校に来たペイトン、でも、あのサイコ・デレクのことが頭にフラッシュ・バックしてパニックになり、ルーカスに送られて家に帰ってきてしまう。そして、デレクには、問題があることをまず認めないとと、ガンガン怒られてしまう。
デブは病院で医者に薬をねだっている。セラピーを受けるようにという医者の隙をついて、机の上の処方箋を盗んでしまった。薬局で、医者に一応確認すると言う薬剤師に、いきなり「とっとと薬を渡しなさい!!」とすごんだ。 とうとう、偽造した処方箋で薬を買おうとしたということで、つかまってしまって留置場・・・、ニュースになっているよ・・ダンは留置場に行って、デブに保釈の条件として「カレンに”トリック”を譲ること」と言う。
リバーコートで。ネイサンがルーカスとスキルスとバスケの練習をしていると、あのジョーンズがやって来た。 ジョーンズはネイサンに、今すぐに貸した1万ドルを返せと言ってきた。そして、今日の試合で9点差以内で勝つなら、借金をチャラにしてやると。条件を飲むか、すぐにカネを作るかと脅されてしまう。
お金に困っていたネイサンは、知らない男に大金を貸りてしまったけれど、このジョーンズはやっぱり危ない人だった。要するに、これは”バスケ賭博”? ・・今から そんなものに巻き込まれてしまったら、ネイサンの将来はどうなってしまうの・・
チアの衣装で一応会場に来たペイトンは、やっぱり5分も体育館にいられなかった。デレクは自分の無神経な言い方をペイトンに謝って、こう言う。「・・傷ついたのは分かるが、どっちかを選ぶんだ。怯えて暮らすか、立ち上がって戦うか・・」と。そして「・・強くないと思うなら俺を頼ればいい。そばにいるから・・君が戦おうと思うなら・・」 ”意思を強く持てば、誰にもつけ込まれない”と、デレクはペイトンに、ボクシングの基礎を教えはじめる。
準決勝戦。あと一勝で決勝進出。ルーカスは会場に来ているジョーンズ達に気がついている。ネイサンはルーカスには知らないと答えたけれど、ジョーンズが気になってしかたがない。
前半は4点差。ルーカスはネイサンに問い詰める。「カネでトラブッているんだろ?・・何をしろと言われたんだ?・・」と聞く。ネイサンはとうとうルーカスに脅されていることを打ち明けた。「9点差以下で試合に勝つように・・他に方法がないんだ、15000ドルが降ってこない限り」と。
9点差。残り数秒で、コーチがネイサンとルーカスと交代させる。客席のジョーンズは、あと一点でも入ったらネイサン・スコットを切り刻んでやるなんて、恐ろしいことを言っているよ・・・ルーカスのフリースローは1本目は入らなかった。ルーカスはネイサンが気にかかる。2本目もはずした。結局、ジョーンズのいうとおりに、9点差でレイブンスの勝利になった・・・でも、これで済むかな?・・きっと、ジョーンズはまた脅してくる。
マウスがスキルスにアドバイスしてくれと。「セクシー女子とその友達とデートするか、もしくは不思議ちゃん女子とデートするか?どっちを選ぶ?」 スキルスは答える。「俺が選ぶのは内面が綺麗な子だ。・・ちょっと考えればわかるだろ・・」 眼鏡をはずして赤いドレスを着たジジの綺麗なこと! マウスは正しい選択! ジジは心が綺麗で不思議ちゃんでセクシー女子だね。
ブルックは、レイチェルを問い詰めた。そして、レイチェルに「人の彼を取るようなルームメイトとは住めない・・自分のグラビア片手にあんたが迫ったんだって?・・案外いいやつかと思ったら、嘘つきのエロ女だった・・・」。 ブルックは、もうレイチェルの部屋には帰れず、荷物を持ってニックの部屋にきた。ところが部屋に、モデルにあげたあの赤いドレスがあるのに、ブルックは気がついた。ニック先生はショーのモデルを部屋に連れ込んでいた。ブルックは、誰を憎めばいいのかと、ニックを平手打ち・・
リバーコートで、ルーカスがネイサンに言う。「お前のためなら何でもするけど、八百長はこれきりだ」 ルーカスは、ジョーンズの黒い車が向こうを走り去るのを見ている。
後悔はいろいろな大きさでやってくる。
小さな後悔は誰かを助けるため、悪いことをした時
大きな後悔は友達を裏切った時。
後悔して傷つかないよう、正しい道を選ぶ者もいれば
未来に夢を抱き、後悔を感じないものもいる。
時には闘わねばならない。
過去と折り合いをつけるために。
時には後悔を隠すこともある。
やり直すと誓うことも。
しかし、一番大きな後悔は
何かした時ではなく、しなかったときにやってくる。
大切な人を救えたはずの言葉を言わなかった時。
行く手に嵐が待ち受けているとわかっているのに -
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