政府は12日午前の閣議で、1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約発効を踏まえ、日本の主権回復と国際社会復帰を記念する式典を4月28日に政府主催で開催することを決定した。
国会近くの憲政記念館に天皇、皇后両陛下をお迎えし、安倍首相ら各界の代表者が出席する。
安倍首相は閣議で、「奄美、小笠原、沖縄が戦後一定期間、我が国の施政権の外に置かれた苦難の歴史を忘れてはならない。沖縄の基地負担の軽減に取り組むとともに、奄美、小笠原、沖縄を含めた我が国の未来を切り開いていく決意を新たにすることが重要だ」と述べた。72年まで米国の施政下にとどめ置かれた沖縄県には式典への反発があるため、配慮を示した。政府は、仲井真弘多沖縄県知事ら各都道府県知事も招待する方針だ。 (2013年3月12日13時43分 読売新聞)
4月28日主権回復記念式典を天皇、皇后両陛下をお迎えして、憲政記念館で。これを閣議決定!安倍首相ならではの感動もののニュースです。
数年前から毎年、4月28日を感慨をもって迎えるようになりました。
4月29日昭和天皇誕生日のその前日である4月28日、1952年4月28日はサンフランシスコ条約が発効され、終戦後の日本が「主権」を回復した日であること、日本にとって重要な記念日であることを、日本国民のどれだけの人が知っていることでしょうか?私も数年前まで知らなかった国民の一人でした。
戦後60数年たってまだ、この日を重要な日と知り、認識することからはじめなくてはならない我が国の現状。しかし、国のトップが沖縄問題を含めて、敗戦国日本と戦後体制について率直に真摯に触れられ、
「奄美、小笠原、沖縄が戦後一定期間、我が国の施政権の外に置かれた苦難の歴史を忘れてはならない。沖縄の基地負担の軽減に取り組むとともに、奄美、小笠原、沖縄を含めた我が国の未来を切り開いていく決意を新たにすることが重要だ」と述べ、日本はまずここから始めなくてはとされたことに、拍手を送ります。
西部邁「主権とは何か」(You Tube)
自分はどちらかというと憲法改正には反対です。
理由は現在の日本はアメリカ(わかりやすくアメリカとしておきます)が実際は主権を持っており
その下に官僚や東京地検特捜部・最高裁判所裁判官、その下に政治家・一般市民となってるのが
現状だと思います、アメリカの都合の悪い政治家は特捜部などの調査が入り逮捕あるいはマスコミの報道によって実効的な政治生命は終わることが多いです。(もはやこれは陰謀論というような考えでいるより明らかな現実とみた方がいいと思います、今や一部の政治家もこのあたりのことについて言及するようになりました)
今の憲法改正論が本当に日本人の間から出たものなら、自分も今の憲法のできた背景から憲法改正はありと思いますが。
どう見てもアメリカの都合により今の憲法改正案が出ているとしか考えられないので、完全に日本人による自治ができていない現状では憲法改正は危険だと思っています。
しかしアメリカがそう思っている限り何れは憲法は改正されてしまうのでしょう。
コメントありがとうございます。
1952年4月28日がサンフランシスコ講和条約発効により、終戦後の日本が主権を回復した日とはいえ、今の日本がアメリカの強い影響下にあることは事実だろうと思います。実際、自衛隊がいるとはいっても、日米同盟によって日本の防衛はアメリカが担っています。
一年生さんのいうところの、
「・・理由は現在の日本はアメリカ(わかりやすくアメリカとしておきます)が実際は主権を持っており
その下に官僚や東京地検特捜部・最高裁判所裁判官、その下に政治家・一般市民となってるのが
現状だと思います、・・・」
このコメント中の、「現在の日本は、アメリカが実際は主権を持っている」という指摘は、
大まかには、日本が外敵に対する軍隊を持てないという今の憲法上の制約に象徴されているように、安保をはじめとして、日本が戦後70年間、アメリカの強い影響下、支配下に置かれていることを言っているのだろうと思います。
(世界は弱肉強食といいますか・・強いものの言うことが通り、弱いものの言うことは通らない、いい悪いとは関係なく、それが現実という部分があります。)戦争に負けた日本が、今も安全保障をはじめとして、アメリカの強い影響下にあることは、70年前の敗戦という現実を今もそのまま引き継いでいるということです。
だからこそ、私は憲法改正が必要だと思います。アメリカの都合やいろんな思惑もあるだろうにせよ、
終戦直後に敗戦国日本にあてがわれた今の憲法でいいとは、とても思えません。
今は、憲法について、日本人が自らの問題として考える契機と思います。日本人が自ら考えなくてはならないと思います。