ワイズクリエイトから春日通りを上野方面に向かい数分歩いた右側に、明治4年創業の老舗すき焼き屋の「江知勝」があります。元々は新潟で農業を営んでいた越後屋勝治郎が始めた牛鍋屋でした。芥川龍之介、夏目漱石、森鴎外の作品にも登場し多くの文豪に愛された老舗店でもありますが、残念ながら2020年1月31日を以て閉店するそうです。私が昨年出版した「東京下町界隈 カメラ散歩」にも紹介しているお店なので大変残念な気持ちです。本郷にワイズクリエイトが移転したのが2003年ですが「江知勝」の事は以前から知っていて「近くだから食べに行こう」と思いつつ今まで一度も行ったことの無いお店でもあります。これは東京に生まれながら「何時でも行ける」と思い、今まで一度も行ったことの無い東京タワー的な存在なのかもしれませんね。残念ながら閉店までは予約で一杯で、一度も行けないまま終わってしまいそうです。築60年以上経つ日本家屋の「江知勝」ですが、来年にはこの場所はビルに変わっていると想像します。古き良き時代を象徴するお店が無くなって・・・・この先、東京はどの様に変貌してしまうのでしょうか?
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