一週間ほど耳鳴りがひどくて耳鼻科に行った
いつもご近所の耳鼻科は待ち時間が長い
その日も2時間待ち
いつもなら待ち時間にスーパーに出かけるのだが
暑すぎて行くに気にならなかった
待ち時間に文庫本を持って行った
初めて読む作者の本、友人から譲り受けた本
目の不自由な主人公は「あずかりや」
持ち込まれるものは
預ける人の人生にとってたいせつなもの
離婚届、骨壺、自転車・・・
母ネコは、生まれたばかりの子ネコを
悲しくなったりほぉ~としたり
待ち時間があっという間に過ぎていった
もらった薬で「大騒音の耳鳴り」はしずまった
一日で読んでしまったその本
娘の所に持って行った