主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

人並みに

2022年12月20日 00時35分37秒 | できごと
人並みにコロナになった。

夜中に急に全身がかつてないほどの熱感に襲われて目が覚めた。

動けない。右にも左にも。

丸一日トイレ以外は直立不動の態勢で横たわることしかできなかった。

幸い肺炎にはならずに済んだみたいで、レントゲンの結果は異常なし。4回打ったワクチンが効いたのか???

立てないから仕事は休まざるを得なかった。めっちゃ忙しい年末にダウンするとはまさに「不覚」。

公私ともにいろいろな問題を抱え、知らず知らずの間に疲れがたまっていたのかも。

Drコトー、初日に観に行きたかったな。残念だけど仕方ない。

病気だから…。

病気だから…。か。

幼い頃から母が従軍看護婦だったせいか、病気をしても優しくしてもらった記憶があまりない。

「もうっ。あんたって子はっ❗」とか、

「お母さんの言うことをちゃんと聞かないからっ。」とか。

大人になってわかったこと。
子供が熱を出して学校を休むと、おとなのお楽しみの邪魔をしてしまうってこと。お茶会等々。

子供の頃自分は身体が丈夫じゃなくて、母親の足手まといだと思い込んでいたりした。

保育園もほとんど欠席だったし、学校はとりあえず行ってはいたけれど、お腹が痛かったりして保健室のお世話になったりしていた。

人並みの体力、か。

体力とか運動神経とかには縁がないみたいで、体育はとてつもなく苦手だった。

高校時代は体育が苦手すぎて体育委員をやれば成績に加味されると言われたので2年間体育委員をやってみたりもした。

大学に入ると、薬学部はお嬢様が多くて、体育とか球技とか「野蛮」と言われたりした。

人並みには程遠かったゆうこでさえ「人並み」と思えるほど、レベルが高くなくなった。

逆上がりができないのが当たり前。
球技をやったことないのが当たり前。

人並みに、の基準がまるで塗り替えられたみたいにハードルが低くなった。

テニス部に入ったんだけど、

残念ながらここは幼少期からプロに教えてもらっていた人も結構いて(←当時は空前のテニスブーム)。

医者の娘が多くて、薬剤師免許は嫁入り道具のひとつに過ぎなくて…。

ただただ驚くことばかりの日々。

あれから40年の歳月が流れ、薬剤師の業務内容そのものが変わってしまった。

薬歴って何?
服薬指導ってどうやるの?

え?musubi?

まさかのmusubiのシステムが導入され、時代の最先端を歩まざるを得なくなった。

今や認定薬剤師は持っていて当たり前の資格。

専門薬剤師もひとつではなく、複数持っているのが当たり前だそうだ。確かに知り合いの病院薬剤師は糖尿病専門薬剤師の資格を持っていて、患者様やご家族向けの講習会を開いたりしている。

「もう歳だから~。」なんて安穏としている場合ではないのだ。

年金支給年齢も65歳になりつつある。

引退するのかしないのか。

迷い続けてきたけれど、

できればまだ現役でいたい。
人と人との関わりが好きになってきた。
人恋しい。歳を取るとさびしがりになるのだろうか?

いや、たぶんおそらく、不安なんだろう。

いろいろなことが、ね。

体力的なものとか、頭とか、記憶力とか、根気とか、根性とか。

この歳になって限界というものを知る。

様々な場面で「できないこと」とか「無理なこと」とか「どうにもならないこと」とか、いろいろ。

服薬指導とかじゃなくて、

なんていうか、

薬剤師さんに聞いてみたい。

そんな質問が投げかけられたらすごく嬉しい。

それに応えたいから学ぶんじゃないかな。私は。

老体に鞭を打つというよりも自然とあふれでる好奇心?

それがあればまだ現役でいられる気がする。

身体が大丈夫なら、ね。

また命拾いした。

これはまだ働け、という神のお告げかもね。

人並みの幸せって実は基準はないのかも。


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