主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

何気ない日常~MRIその後~

2020年12月12日 23時28分30秒 | できごと
皆さんご心配おかけして申し訳ありませんでした。

12月3日の診察でMRIの結果、頭にも目にも特に異常は見られず、眼圧も正常値に限りなく近くて、経過は良好との事。

左目の視力はまだ元通りとはいかないものの、メガネを使えば両目で1.0の視力を確保できて、ほっとひと安心。

気球も見えるし、視力検査も普通にできるし。

とにかく「普通」に限りなく近づけたことがとても嬉しい。

眼圧も普通の機械で測定できるし、左目も光る点がはっきりと見えるようになりました。

普通に暮らしていると気がつかない様々なことが今さらのように新鮮に映る。

たとえば風景。庭の紅葉でさえ美しい。


「あれ、この木こんなに紅葉キレイだったっけ?」

「ドウダンツツジ」と言うらしい。枝が邪魔なので半分切ってしまったが、栄養が行き渡るようになったからなのか、それとも父が私を慰めるために美しく紅葉したのか…。


こちらも邪魔な枝を落としてしまったのに花がたくさん咲いてる。

愛されたことのない猿はこどもを愛することが出来ず育児放棄すると何かでみたけれど、

今の世の中、頭(学力)ばかり育てて大切なものや大切なことを忘れているのではないだろうか。

病気も怪我もコロナもインフルも好きでそうなったわけではない。

事件も事故も偶発的なものだったりする。

なのに、まるでバイ菌のように扱われたり、使い物にならないからと仕事を失ったりすることが多い。

病院に通う道すがら脳裏に浮かぶのは「引退」の文字と「失明」の文字と「The End」の言葉。

視力が戻り、職場に復帰できた今でも朝目を開けるのが怖い。

「あ、やっぱり見えない…。」

悪いほうへ悪いほうへと考えてしまう。
元々がマイナス思考だからなおさらなのかも。
でも、先生は大丈夫と言ってくれた。だから希望を持とう。

診察の時にDrが言った。
「もう緑内障ではないよ。レーザー手術も成功して、左目の白内障の手術も成功して房水の出口も確保できて、眼圧も下がったし。視神経を圧迫する可能性もほぼなくなったと思うよ。」と。

主治医の言葉は患者にとってとてもとても重いもので、その一言により人生そのものを左右されたりもする。

薬剤師も同じではないだろうか。
根拠のないことを話すのは控えるべきで、相手に対して真摯に向かい合わないといけない。相手の事を考え、相手の立場で物事を考える。それができていればやみくもに根掘り葉掘り聞いたり、説教じみた服薬指導をしたりはしないはずだ。

先日娘の薬をもらいにとある薬局に行ったとき、
「経過を順番に聞かせてもらえますか?」と言われた。

毎回もらってるのに薬歴に書いてないの?
っていうかお薬手帳出したんだけど。そこに事細かに書いてあるんだけど。(←お薬手帳はメモ代わりに使ったり、日記にしてる人もいる。)

これだから薬剤師はキライだ。
あ、自分も薬剤師か。
知らないうちに相手に不快な思いさせてるかも。

いつもの優しくお兄さんたちはふたりともいなかった。

薬剤師は上から目線で患者をジロジロみて、たのんでもない説明を長々とする。

「娘が具合悪いから早くしてください。説明も要りません。」
話を遮る。でも謝ってはもらえない。

ゆうこ、なぜ決め台詞を言わない❗

「私薬剤師ですから説明は要りません。主治医に説明してもらいましたし。」と。

旦那君は「妻薬剤師なので家で聞きます。」

息子は「母薬剤師なので家で聞きます。」

ふたりともキッパリ言うのに。

自分の事となると切り出しにくいのだ。

気を付けないと思わぬところに業界人間がいて、とんでもない結末を招いたりする。
どの世界でもそうかもね。

薬剤師って医者とは違うのだからもっと気さくで身近な存在でいて欲しい。

っていうか必要性を感じてない人もたくさんいるし。

「医薬分業前は病院で薬をもらえたのにね。」と年配の人がつぶやく。

今や6年制卒が主流となり、第一線で活躍する薬剤師がいる一方で理想と現実の狭間で揺れる若者もたくさんいるだろう。

その昔自分の母校は新設校のほうで、無名だったから大学のネームバリューと仕事のでき不出来は無関係だと証明したくてがむしゃらに働いた。

あれから30年、いや、40年近くの歳月が流れ、テレビCMが流れてるし人気の大学となりまして…。
前の職場にいたときに実務実習に来た学生さんはとても優秀でした。

結婚したときに「普通の幸せ」を夢見ていましたが、それはどんなにがんばっても手が届くものではなく、人間とはなんて残酷な生き物なんだろうと何度も何度も思い知らされました。

でも、

なかにはとても親切で優しい方がいて…。

たくさんの人に助けられてここまで来ました。

何度も何度も人生最大のピンチが訪れましたが間一髪、誰かしらに助けられまして。

今回は先端医療と先生方の熱意と職場の同僚や上司ならの励ましとテニス仲間やブログ仲間や他の方々からの応援により無事に舞い戻って来れて本当によかったです。

残された人生は出会いを大切にして周りの人々と穏やかに過ごせたらそれで充分かなと。

でも、コロナですし。

先行き不透明ですが…。

視界は徐々に開けてきています。

何気ない日常と見慣れた風景がいとおしい。

率直にそう思いました。






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