梅雨時期は…

雨が降る日は匂いが気になりませんか？湿度が上がるといつもは気がつかない匂いが…。

「雨の匂いがする。」こどものころにわか雨が降るとそう言っては母に怪訝な顔をされた。
雨が降ると今みたいにアスファルトで覆われていないから、土や砂や木々や家々に雨が当たり独特な匂いが漂う。
かたつむりやなめくじは顔を出して喜び、ちょうちょや虫は葉っぱの下に避難。

人間は陸上動物だから基本雨がキライ。
でもゆうこは前世はカエル。（←病院時代の週刊誌の占い。ずっと前にブログに書いたような…）
雨が降ると落ち着く。しとしと降る雨は高校時代の図書室を思い出させる。
アシモフ選集をながめながらふと外を見ると雨がしとしと。いつも聞こえてくる野球部やサッカー部の音や声もない。受験校だから雨の日に練習だなんてばかげたことはしない。だってまたPTAが怒鳴り込んでくるから。
息子の帰宅時間が遅いのは部活の存在そのもののせいだとPTAが押しかけて職員室を占拠したなんて事件も遠い過去のこと。

雨はいろいろなことを思い出させる。
人々がウキウキと浮かれる春と違い梅雨時期は鬱々と沈む時期でもある。「五月病」というが「六月病」のほうがあってる気がする。
「五月病」は成田離婚と共通点があって学校（彼氏）に幻想をいだき入学（新婚旅行）すると学校（彼氏）の真の姿＝現実　がみえてしまい期待しすぎた分がっかりする。要するに勝手に盛り上がって勝手に落胆しているだけ。
しかしこの時期に体調を崩すのはこれとは違う。それは…。

「冬モードから夏モードへのチェンジがうまくいかない。」のが最大の理由。

子供の頃は順応性が高く寒い季節から暑い季節に切り替わるのにそんなに不快感を感じない。っていうか鈍感なのだ。
しかし思春期～青年期はホルモンバランスも不安定で季節の変化に対応できにくい。その上受験や進学、就職などの環境の変化にさらされ今までの無理がたたって急に倒れたりする。

勤務先の実務実習の学生さんも今時期具合悪くなる人が多い。先日も体力自慢していたにもかかわらず急にめまいに襲われたそうだ。

今年の冬はめちゃくちゃ寒かった。なのに春を飛ばして急に真夏。気温差２０℃もあったのでは元気なヤンキーでさえグロッキー。

花も狂い咲きし、見たことのない虫がはってたり飛んでたり。空の色も変だし、空気そのものがべたっとしていて嫌～な感じ。

救急車の音が何回も聞こえる。透析患者様や外来患者様も急変して運ばれてくる。
自律神経のバランスが崩れ感情がコントロールしにくくなるから交通事故も自ずと増える。
喧嘩も増えるしクレームも増える。

６月になると一転してダークな気持ちになり自殺者が増える。
犯罪も逆恨み的な物が増え、人間関係がうまくいかなくなりやすい。

日ごろ気にもしないような他愛もないことがすごく心にひっかかって無性に悲しくなったり自暴自棄になったりする。
この時期はなぜかおさいふ事情も厳しく財政難に陥る…。

雨を楽しんでしまえばいいんだけど…。

雨と言えば御堂筋…いや、行ったことはない。歌で聞いただけ。
雨と言えば鎌倉でしょ。あじさいが美しいし、古いお寺に雨は似合う。まるでタイムスリップできそうな不思議な感覚にとらわれる。奈良、京都もいいかも。
そういえばさ、今の中学校って奈良・京都に行かずにスキーツアーなんだよ。変なの。なんでもかんでもスポーツ、スポーツって腹立つわ－。
運動嫌いなゆうこ一家にとっては学校行事は拷問レベル。ま、中学校行けなかったし高校選べなかったから関係ないけどさ。
今は専門学校も海外旅行とかスキーツアーとか楽しい宿泊研修がないと生徒が集まらないって思い込んでるみたいだよ。なんなんだろうね。

娘が健康診断当日生理になっちゃって検尿は後日持参と言われたんだ。
健康診断だけのために行って、今日は検尿提出だけのために行って。学校のナンセンスさにはビックリだよー！

せっかくだからデパートやヨドバシやアニメイトに行こうと歩いていたら、進学先第二候補の専門学校発見！前回は赤い建物で今回は真っ白なパルテノン神殿風の建物。息子の学校といい、先日の学校といい、校舎がゴージャス過ぎて…。学費のほとんどはここに注ぎ込まれるのか…。なんて思ったり。
でも我が子が快適ならばいいじゃんって親も多いんだからしゃあないか。

トレーディングカードの会社とかネットゲームの会社なんて子供達をテレビ番組で誘い、あらゆる手段で誘惑し課金課金で大もうけしちゃって。息子がつぎ込んだお金を計算するとどれぐらいなんだろう…。役に立たなかった幼児教育につぎこんだお金でベネッセのビルのガラス１枚になっただろうし、トレーディングカードは社員の車１台分じゃきかないかもしれないし、GREEなんて息子が言うには女性トイレ１個分と男性トイレ１個分じゃきかないんじゃないかと言ってた。「課金トラブル」で検索すると息子の何十倍～何百倍もつぎこんじゃって困ってる話が出てきたり…。

流行り物って昔なら一度買えばしばらく楽しめた。でも今のゲームってギャンブル以外のない物でもないしやり方が汚い。でもゲームなんてそんなものと言われればそうかなとも思う。大人と子供を一緒にしちゃ失礼だが、ゴルフだって道具にこだわるし、テニスだってラケットやユニフォームにこだわる。お金がないとできないものの代表だ。夜のお楽しみはお金がかかるし、惚れてしまえばホストにつぎこんだりママに貢いだり。

うちには関係ないって思ってるあなた、不幸なんて空気のように見えないだけで足下にゴロゴロ転がってるんだから。自分で気を付けてたって向こうからやってくるんだから。他人からぬすくりつけられるんだから。

息子のゲームを一概には責められない。中学校に行けず高校も選べず、専門学校で肩身の狭い思いをして唯一自分が自分でいられる場所だったわけだから。そこで知り合って友達になった人もいるし。
もしも取り上げていたら自殺していたワケだから。死なれていなくなるのと金喰い虫とどっちを選ぶか。究極の選択だったんだよね。

ゆうこが高校生の頃インベーダーゲーム全盛期。ブロック崩しなんていうのもあった。大学時代行く先々でみんなやっていた。やろうと誘われたけど生活費がなくなっちゃうから見てるだけだった。いつしか「ねえごはん食べに行かない？」って声さえかからなくなった。だってゲームしてるときにじーっと見てる人がいたらやりにくいじゃん。お金持ちの子がうらやましかった。自分の世界と違う世界の人なんだって事に気がついたのは後々になってからだった。
テニス部だったからお金持ちの集団。試合に行っても相手も薬学部だからお嬢様ばかり。ブランドのウェアに高そうなアクセサリー（←テニスブレスレット流行ったんだよ。ダイアモンドのさ。欲しかったなー。ブレスレット大好きなんだ。）

子供には惨めな思いと寂しい思いをさせたくなかった。
サポート校ってさお金持ちの子が多いんだ。だって貧乏人は不登校児に年間７０万円も払おうと思わないでしょ？
で、そのあとの展開はご想像にお任せします。ちなみに中学校行けなくなったときからすべては狂い地獄の日々を過ごして参りましたとさ。
一部始終を目撃することになった娘の選択は「この世に自分の居場所はない。楽にさせて欲しい。」その願いを断ち切ったのもゆうこ。だから娘も生き地獄。でただいまの体重３９キロ。身長１６５センチだよ。この意味がわからない人は薬剤師辞めた方がいいよ。

人生ってね辛い物なんだよ。患者様はその十字架を背負って生きている。
それが薬剤師にはわからない。だから平気で「お薬きちんとのまないと治りませんよ。」なんて言えるんだ。普通の患者様ならそれでいい。でも癌と闘ってぅ人や体力が落ちてる人や副作用が出ちゃってる人にも同じ様に言う。
眠れないという訴えに耳を貸そうとしない。

毎年今時期はうつになる。子供達もうつになるからややこしい。ばばたちもおかしくなるからさらにややこしい。旦那君がひとりのんびりネットしてるから腹立たしい。ばかやろ～って叫ぼうとしたらパソコン持ってきて「ねえねえふなっしー。」とマイペース全開で話しかけてきた。
ふなっしーの馬鹿さ加減が悶々としていた気持ちにふたをする。
旦那君がおばかで良かった。一家にひとりは何も考えてないのほほん族が必要。家族ってこんなもん。家は泥棒が入ったみたいに散らかってるけど、全員とりあえずやらなきゃいけないことはひとつずつクリアしてる。それで上等。
明日のことは明日考えよう。

ばばの買い物して来なきゃ。たまに親と話すのもいいものだよ。なんで今まで気がつかなかったんだろ。でも実は血がつながってないんだけどね。事情が知りたい人は過去ブログ読んでみる？ゆうこって複雑な事情ありありなのさ。
生みの親より育ての親。育ててくれたことに感謝しなきゃ。で、跡取りって事にも。