こんにちは。
詩人 MIMI です。
少年と沢蟹
泡吹く沢蟹を
夢中で観察している少年は
泡が増えるほど
表情は柔和になる
跳ねる心が体を揺り動かし
足元に落ちている小枝で
ちょっかいを出すしまつである
泡が消え始めると
苦虫をつぶしたような表情になり
小枝を投げ捨てた
川の流れの上に落ちたそれを
耳の穴をほじくりながら
目で追っている
ハサミを高く振り上げる沢蟹は
空を切り刻みながら
少年を威嚇している
その挑発に応えるように
少年は立ち上がり
沢蟹をつま先で蹴飛ばした
こんにちは。
詩人 MIMI です。
少年と沢蟹
泡吹く沢蟹を
夢中で観察している少年は
泡が増えるほど
表情は柔和になる
跳ねる心が体を揺り動かし
足元に落ちている小枝で
ちょっかいを出すしまつである
泡が消え始めると
苦虫をつぶしたような表情になり
小枝を投げ捨てた
川の流れの上に落ちたそれを
耳の穴をほじくりながら
目で追っている
ハサミを高く振り上げる沢蟹は
空を切り刻みながら
少年を威嚇している
その挑発に応えるように
少年は立ち上がり
沢蟹をつま先で蹴飛ばした
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