mimi日和

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手すり

2020-06-29 12:46:00 | 

こんにちは。

詩人 MIMI です。

 

毎日の電車での通勤 

その時に、感じたことを

詩にしてみました。

読んで いただいた方が、

通勤 通学の折に少しでも

心の片隅にでも

この作品を思い出してていただけたなら

とても うれしく思います。

 

 

手すり


電車の手すりにつかまると

人のぬくもりがまだ、残っている

男性なのか女性なのか

若者なのか人生の先輩なのか

背格好は

どんな声をしているのか

この時間に乗車していた理由は

 

列車はひた走る

密閉された空間

居合わせる人たちの心の中は

さまざまだけれど

進んでいる方向が一緒というだけで

親近感がわくのは

私だけであろうか

 

アナウンスが到着駅を伝える

私の降りる駅

 

銀色の手すりに

私は私の存在を

少しの間、残す

 

 

いつも 読んでくださり ありがとう。



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