6月8日、水曜日。
興味津々で参加応募した、上海中醫薬大学の日本人向けオープンキャンパスの日です☆
キャンパスは張江高科にある本校で、うちからだと40分くらい。
張江高科地下鉄駅からバスに乗り、東門から会場である国際教育学院に向かう。
どこの大学もそうだけど、キャンパスはとっても広い!
受付を終えて、会場に入ると人がいっぱい 参加者は100人くらいいらっしゃったと思われ。
これだけ参加者がいると、知り合いの少ない私でも数人の見知った顔を見つけることができた
開講式で学校の説明と今日のスケジュールが説明された後は、「夏の中医養生」講座を聴講。
講座の中で、「中医」と「漢方」は理論的にイコールではないと聞いた。へぇ~、そうなのね
その後は、「中国文化と中国伝統医学体験」の時間。
粽作り や 推拿(中式マッサージ)の体験ができるイベントが用意されている。
マッサージと一概に言っても、棒を使ったり、手を振動させたりといくつも手段があり興味深い。
同時に、中医診断による健康相談、中医学習相談、中国語学習相談を受けることもできた。
昼食には、端午節の食べ物「粽」が用意されており、一息。
午後からは、校舎の中にある2つの博物館を見学。
一つは、「解剖博物館」
こちらは、展示室の撮影禁止。
禁止されていなくたって、撮るのが恐ろしい人体部位別の模型(実物かも。。。)の展示ばかり
夢に出てきそうなので、真面目に見ないようにしてました。
もう一つの博物館は「上海中医薬博物館」
こちらは、古代からの中医の歴史、道具、書籍等の展示や、生薬の展示が盛りだくさん。
脈拍や顔、舌で診断を行うバーチャル体験コーナーなどがあります。
お昼を挟んだ4時間で、こんなに充実したスケジュールを用意してくれているのは、本当にありがたかった。
この日手伝いに入っていた本科3年生の日本人と少しお話しできた。
中医の国家資格を取得するには、病院での実習経験が1年以上ないと試験自体を受けられないそうで、5年の学問と実習を終えたら、中国で実績を積んで将来は海外で働くのが夢なんだそう。
大学で1年間中国語を学んだ後、本科生として学び始め、「言葉は大丈夫か?」の問いに、技術習得がメインな上に、漢字なので教科書上の内容には、さほど苦労はしてないそうです。
日本人の留学生は少なく、タイ、マレーシアからの留学生が多いらしい。
自分の意思で専攻を選び、日本を飛び出して学ぶたくましい青年の話を聞けて、オバさんは幸せです。
最後にアンケートを出しに行ったら、司会進行をされていた先生とお話しができた。
同席した方が「日本で中医診療、処方をしてもらえる病院はありますか?」と質問すると、上海中医薬大と技術交流のある薬局やクリニックは日本にも多々あるとのお答え。名前が挙がったのは慶応病院、誠心堂薬局。
今日お会いできた2人のドクターも、日本で数年勤務についたご経験がある方で、日本語が堪能だった。
私には脳みそと根性、語学力がないので、本科で学ぶのは無理。
6月末から始まる日本人向けの「短期中医学講座」で基礎理論から学ぶことにします