日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

日本レストランへ

2005年06月07日 05時34分54秒 | ブラジル事情
 土曜日は久しぶりに日本レストランに行った。最後に行ったのは去年の12月だから、実に半年振りになる。まあ、去年の12月末に日本に行ったから、正確に言えば1月初旬が最後の日本料理ということになるが。

 嫁さんはカツ丼(味噌汁付き)。僕はとんかつ定食(ご飯、味噌汁つき)を頼んだ。それぞれ、12レアル(時価535円)、15レアル(668円)で、飲み物及びサービス料入れて33レアル(1471円)であった。ホットドックを食べに行っていれば、恐らく全部で12レアル程度であるから、約3倍である。

 でも、お金を払った価値はあった気がする。永い事日本食を食べていなかったし、それこそとんかつなどは今回年初に日本に行ったときも食べなかったので、それこそ最後に食べたのは数年前にさかのぼることになる。日本食への欲も満たされたという意味でも良かったのではないだろうか。

 ここポルトアレグレには日系人が少ないにもかかわらず、随分日本料理レストランがある。5、6軒あると思う。土曜日行ったところは、その中でも比較的リーズナブルなお値段のところ。料理長も日本人であるため、ブラジル化された日本料理ではなく、まさに日本の日本料理が食べられる。

 サンパウロの日本人街(東洋人街)リベルダ-ジなどに行くと、日本料理レストランがそれこそたくさんあって、味も本当に日本人向けの味のところが多いが、これはサンパウロに派遣されている日本企業の駐在員を対象にしているからである。だから、お値段も高い。と言ってもポルトアレグレと変わらないけど。とにかく、そのヴァリエーションの多さはすごい。お店では日本の食料品が何でもそろえられるし、食事のことで日本にホームシックを感じたりすることはまずない。その点はサンパウロ最大の魅力だと思う。

 ただ、サンパウロの場合、日系人・日本人が多いため、チャンスも多いが、競争も激しい。日本人コミュニティーは数が多いのに結構閉鎖的であるため、一度悪い噂が出てしまうとあまり相手にされなくなってしまう怖さがある。人間関係にとかく気を使わなければならないと言える。日系社会との関係もどうしても持たなければならない。そういう窮屈さは年中つきまとう。日本でも会社に入っちゃうと、業界内って意外と狭いのかもしれないけど。

移民1世の方は苦労している方が多いため、そういう苦労話も何度も聞かされる。大体どの人の話も似たような話である。いい勉強にはなるけど、彼らが30年前、40年前に学んだ事は、残念ながら僕の人生に応用することは出来ない。そのスピリットなるものは参考にはなるけど、現状との差があまりにも違いすぎるからね。

 話をレストランに戻すと、ここポルトアレグレでは10年くらい前までは日本料理は受けいられなかったようです。特に刺身。生の魚を食べるということが奇異だったみたい。でも、最近ではそれは当たり前になってきている。こちらでは、レストランは食べ放題か、重量制が多いんだけど、ちょっと高いレストランになると、必ず寿司や刺身がメニューに入ってくる。寿司、刺身、焼きそばだけを日本料理と見られるのはちょっと心外だけど、それだけ日本文化がブラジルに入り込んできているという事実は喜ばしい限りである。

 ただ、実際のところ日本料理より中国料理のほうが好まれていることは確かである。中国料理の方がブラジル人の好みにあうみたい。だから、日本料理の食べ放題はないが、中国料理の食べ放題は当たり前のようにある。僕自身は日本料理が食べたくなると、中国料理のほうが安いから中国料理で済ましてしまうことも多い。日本料理には高級感が、中国料理には大衆感が漂っていると言える。

 

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1 コメント

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ああ麗しの牛丼 (よこちん)
2005-06-09 22:30:16
どうも。ここ2、3日の僕の晩ご飯は牛丼です。(^o^)

朝抜き、昼会社のお弁当、夜牛丼。引っ越した当初毎日食べてたけど、さすがに飽きて食べなくなっていました。最近、また安いので食べています。単品で350円は安い。(すき家)一応、体に気を遣って、卵つけています。コンビニでお弁当買うと平均で500円かかるし、他の定食屋は大体800円なので安いといえましょう。また、飽きるまで毎日食べに行きます。(^o^)
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