「そば前」とは、お蕎麦屋さんでソバを食べる前に、「ちょこっとやるイッパイ」。
そんなイメージを持っている。
おそば屋さんの仕事は蕎麦が本来であり、お酒のつまみは板わさ、焼きのりなど、そう手のかかるものでは無かったように思う。
近年は、お酒や料理に力を入れるお店もある。
「蕎麦ダイニング俊」さんも、「十割の手打ち蕎麦」がメインだが、それ以外にも楽しめるお店である。
夜の部に行ってきた。
メニューから「ビーフシチュー」や「ブタの角煮」を選び、好きな赤ワインをいただく。
さらに、そば粉を使った「ガレット」も追加。
重めのワインが料理にマッチしておいしかったが、私の「そば前のしきたり」に従って2杯でストップ。
そばは野菜天付きの十割のざる。
春菊、大葉、舞茸、ニンジンその他、私には多すぎるほどの天ぷらが付く。
時代とともに、お蕎麦屋さんも変わる。
どう変わろうとも、おいしい蕎麦はおいしい。