図書館から借りた『国際共通語としての英語 (講談社現代新書)』を読了。
本書は偶々図書館の新書コーナーで知りました。著者がNHKラジオ講座にも出ていた鳥飼玖美子氏と知り、借りたくなりました。
英語でのコミュニケーションとはどういうことか、非常に考えさせられました。今の学校では会話ばかりが重視されているようですが、読み書きや文法も大切ということを本書では述べられています。それに「コミュニケーションといっても場所や時においても違ってくると思うのです。文部科学省の英語教育に関する目標は曖昧にしか思えません。
意外だったのが英語ネイティブよりもノンネイティブの方が英語を使っている割合が多いこと。アメリカやイギリスばかりが英語文化ではありません。
英語教育の問題は随分前からあったそうですが、それでも日本人の平均的な英語レベルは低いと思います。英語を使えなくても日常に支障がない人が殆どですからしかたないですが、Webは英語が大半ですし、海外から日本へやってくる人は増えていますし、最低限の英語力は必要でしょうね。ただ、プロでない限り完璧な英語は要らないと思います。ネイティブには近づけるでしょうが、ネイティブ並には到底及びません。多少ぎこちなくても相手には伝わると思います。
国際共通語としての英語 (講談社現代新書) 価格:¥ 777(税込) 発売日:2011-04-15 |