図書館から借りた『なぜ日本人は学ばなくなったのか (講談社現代新書 1943)』を読了。
大学で一般教養を学ばなくなったとか、読書量が減ったとか、旧制高校は良かったとか、まぁそういった意見を述べている本書。頷ける部分も少なくなかったです。
でも半数以上の人が1ヶ月に1冊も本を読んでいないことには少々驚きです。大学生の所持本の冊数が減っていると書かれていますが、図書館などを利用している人も多いことですしその辺は考慮されているのかが疑問です。それに本って嵩張りますし、狭いスペースだと限りがあると思うのです。
本書には多くの本のタイトルが書かれていますが、恥ずかしながら『現代語訳 論語 (ちくま新書)』(しかも現代語訳)など一部しか読んだことがありません。漢検(R)1級の勉強を兼ねてもう少し曾て学生からよく読まれていた本を読むべきでしょうか?
著者の齋藤孝氏は戦前か戦時中辺りに生まれた方なのかと思っていたら、1960年生まれと意外と若いです。その時代に生まれた割にはちょっと考えが古臭いような。
なぜ日本人は学ばなくなったのか (講談社現代新書 1943) 価格:¥ 756(税込) 発売日:2008-05-20 |