短篇画廊
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米国を代表する名画家、エドワード・ホッパー(1882‐1967)。
作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は
「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、
ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。
彼の呼びかけに集まったのは、スティーヴン・キング、ジェフリー・ディーヴァー、
マイクル・コナリー、リー・チャイルド…といった錚々たる顔ぶれ。
各々の個性を遺憾なく発揮した華麗なる文豪ギャラリーが、ここに幕を開けた―。
2017年アンソニー賞Anthology部門最終候補。2017年MWA賞受賞(L・ブロック作『オートマットの秋』)。
以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。
「歩道橋シネマ」を読んで、エドワード・ホッパーが気になり、検索すると
こちらの本に行きあたりました。
図書館の蔵書にもありましたが、やはり手元に置きたい気持ちが強く、
アマゾンでぽちっ!
こういう感じで、絵があり、著者の紹介があり
次ページから物語がはじまります。
少し読んで絵に戻り、又読み進めては、ページをもどり絵を眺める。
という幸せな読書体験を味わいました。
良い短篇というのは、押し並べて始めの数行で決まるものですね。
こちらの絵は、予定していた作家の辞退がありお話がついていないもの。
ローレンス・ブロックはこの「語られるのを待っている絵」に
読者自らが物語を紡いでほしい・・と語っています。
はい!語りたいです。
外出自粛の今こそ、挑戦したいな。。
お屋敷の家政婦目線で語るもよし、「家政婦は見た」的な・・
双子の妹(勝手に双子にしましたが)目線では、骨肉の財産争い・・
女性の後ろに控える愛人目線、不倫二重奏~♪
絵そのものが素材で、贋作をめぐるミステリにするか・・
なかなかおもしろいひまつぶしになりそうです。
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