今年の乱歩賞受賞作。
選考委員の方々の評では
今年は不作・・該当作なしが妥当だった・・
書き直しを条件に受賞作とする・・など
散々ですが、そのぶん
心の準備ができていたせいでしょうか(笑)
けっこう面白く読みました^^
角川春樹小説賞をとった「シンデレラの告白」を併読していて
こちらの流れるような文章とストーリーにくらべると
ゴツゴツしていて読みながらつっかえるような(笑)部分も
あるけれど
選考委員の先生数名が言われるように
<謎>が圧倒的におもしろいです。
犯人はなぜ何も語らないのか?
「道徳の問題なのです」っていったい何?
現在と過去の事件のつながりは?
ドキュメンタリー映画の監督である
この女子、何を企んでるの?
たくさんのクエッションがからみあって
最後までやきもきさせられますが
これがミステリの醍醐味ですよね。
ラストはちょっと拍子抜け感もありますが
許容範囲、ぜんぜんOKでした。
次回作、期待してますよ^^
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