薔薇の輪
2015-09-03 | 読む
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本日 3回目の更新、これってブログ初かも?
まあ~雨降りでヒマな証拠ですわ^^
こちら
かの名短篇集「招かれざる客たちのビュッフェ」
クリスチアナ・ブランドの本邦初翻訳本です。
あらすじをざくっと・・・
女優エステラはその美貌と障害を持つ娘の
存在でトップスターの地位にあるが、
元夫、娘の父親であるギャングの男が
死ぬ前に一度娘に会いたいと言ってくる。
会わせたくないエステラと強引にせまってくる
元ギャングの乱暴ものの父。。なんやかやの
結果・・娘は行方不明に、男は心臓まひで
その子分は射殺死体で発見される。
エステラの凄腕マネージャーは元役者
娘のお世話係の夫婦も元女優&俳優。
なんせ小芝居などは朝飯前の
エステラとその仲間たちが、むちゃくちゃ
怪しいのは前半でわかるが、
ただこの小芝居だか大芝居だかが
何を隠ぺいしようとしているのか
誰かをかばっているのか、それとも・・
いろんな可能性が渦巻くなか
チャッキー警部の推理がさえます。
チャッキーVSエステラとその不愉快な仲間たち。
事件の解決はチャッキー警部に丸投げして
成り行きを楽しませてもらいました。
ただ発表された1976年当時は「驚愕の結末」だったかも
しれませんが、トリックが出尽くした感がある今では
この宣伝コピーはきついでしょう。
翻訳が遅すぎたに尽きます・・残念。
「緑は危険」もそうでしたが
タイトルが謎解きのヒントになっています。
薔薇の輪って何だろう・・どういう意味だろう・・と
思ってましたが、なるほどね!です。
「スイートハートは永遠に」」なんて陳腐な
タイトルはつけないよなあ・・ブランド女史(笑)
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