これは2月下旬の雪が治まり始めた頃でしょうか。
急斜面に張り付いたように積もった雪がようやく落ち始めていました。
そして、気温が上がり始めると、上方から少しずつ落ち始める。
左側の斜面はまとまって、幅広く崩れ落ちましたね。ま、あそこのゼンマイは細いからなー。
そして、3月も中旬に近付くとこんな風に、ブロック雪崩となって落ち、沢を埋め尽くしている。
あの、大きな沢は7~8メートルの高さに雪が溜まっているのでしょうね。
最近、あの大きな沢の頂上に近い、木一本無い急斜面に行くのはスベルべとカモシカだけ。
でもねー、あそこから滑り落ちたら只では済みませんよ。全治2~3ケ月で済んだら上出来かな。
先日、お彼岸の入りでお墓に行き、ゼンマイ採りの先輩、ベテランに会って話をした。
「いやー、あそこは怖い。一回行ったけれど、恐ろしくて懲りた、もう行かない」なんて言いました。
斜面の右上辺りが我が家の山の畑です。ま、スベルべ専用のゼンマイ畑かな。
ベテラン曰く「あそこは下手に入ると、出られなくなってしまう」と言いました。
そうなんですよ、コースを誤ると、上ることも下ることもままならなくなり、立往生。
なんて事が、実際に起きる場所なんです。そして、毎年土砂が崩れて地形さえ変わっていますから。