畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

歴史を食べているような

2021-11-16 05:37:26 | 食べ物

 一泊で出かけてきました。帰りはお昼時間に差し掛かり、小千谷で昼食。

興味を覚えて、探して入ったのがこのお店。入り口に「登録有形文化財」の銘板も。

 

 江戸時代の建造物で、木造三階建です。

先の中越地震なども無事で生き延びたと思う建物は、坂を利用して建てられていました。

 

 この建物、老舗料亭は歴史的建物でもある。「小千谷談判」とは。

維新戦争時に東軍の将、岩村精一郎と長岡藩の河合継之助が近くの慈眼寺で談判。

 談判そのものは決裂し、小千谷・長岡は戦いの場となっていきます。

その、決裂した談判の後、河合継之助が酒と食事をしたとされている料亭なのでした。

 

 店の名前は「東忠」さんです。先の提灯、この凧は玄関に飾ってありました。

直前に電話で営業日の確認はしていましたが、入ると「ご予約は」と問われます。

 予約はしてないふりの客と告げると、和服姿の仲居さんは「確認します」。

古い歴史を感じさせられる建物と、仲居さんの物腰に少し緊張しますが、招き入れられました。

 

 狭く、そして赤い絨毯が敷かれて廊下と会談を通り奥の部屋に。

小さな明り取りの窓しかない、薄暗いような小部屋。床の間には古い掛け軸です。

さて、こんな歴史的建造物、古い料亭で供される食事はどんなものでしょうか。

        (続く)

コメント (2)
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