一泊で出かけてきました。帰りはお昼時間に差し掛かり、小千谷で昼食。
興味を覚えて、探して入ったのがこのお店。入り口に「登録有形文化財」の銘板も。
江戸時代の建造物で、木造三階建です。
先の中越地震なども無事で生き延びたと思う建物は、坂を利用して建てられていました。
この建物、老舗料亭は歴史的建物でもある。「小千谷談判」とは。
維新戦争時に東軍の将、岩村精一郎と長岡藩の河合継之助が近くの慈眼寺で談判。
談判そのものは決裂し、小千谷・長岡は戦いの場となっていきます。
その、決裂した談判の後、河合継之助が酒と食事をしたとされている料亭なのでした。
店の名前は「東忠」さんです。先の提灯、この凧は玄関に飾ってありました。
直前に電話で営業日の確認はしていましたが、入ると「ご予約は」と問われます。
予約はしてないふりの客と告げると、和服姿の仲居さんは「確認します」。
古い歴史を感じさせられる建物と、仲居さんの物腰に少し緊張しますが、招き入れられました。
狭く、そして赤い絨毯が敷かれて廊下と会談を通り奥の部屋に。
小さな明り取りの窓しかない、薄暗いような小部屋。床の間には古い掛け軸です。
さて、こんな歴史的建造物、古い料亭で供される食事はどんなものでしょうか。
(続く)