一茶記念館には、渡り廊下でつながれた民具館もありました。
見覚えのあるような、懐かしさを感じさせるような民具が所狭しと並びます。
養蚕に使った道具類です。特にスベルベママには懐かしかったらしい。
我が家も当然のこととして、養蚕はしていたらしい。スベルベの記憶には全く無いのは、既にやめていたからでしょう。
暖房器具類や、厨房・台所の品々です。
行火(あんか)や火鉢類も似たようなものが数多く置かれていました。
懐かしい、積雪期の藁製品の履物や、スゲ細工の蓑も懐かしい。
雪を踏みつけて道を作ったかんじきもあります。魚沼地方とは形が異なります。
右の木製スコップとも呼んでよい「こしき」(こすきとも)も懐かしい。
北信、基本的には雪深く、スベルベが暮らす魚沼と似たような暮らしだったのですね。
やや近代的な趣ながら囲炉裏も再現されている。
石臼が手前にあり、回すための棒まで上に添えられていました。
幼いころに、石臼を回す手伝いというか、紐をつけて引っ張った記憶も。
魚沼にも、合併前の町村ごとに民具は残されていたようだが、これほど大量、体系的ではないですね。
(続く)
これは「民族資料館」ですね。どこの市町村にもあるかと思いますがこちらは雪が少ないので雪に関係するものは少ししかありませんがその他は昔々使っていたものもあってよくわかります。私達くらいの年齢が古いものを見知っている境界線でしょうか。その後は文明開化が進んで古いものは片づけられてしまいましたからー。友人の奥様が旧家で昔からの物がたくさんあるけど使わないし捨てるのはもったいないから資料館に引き取ってもらったとか。中は金属板で火を入れるようになっていますが外は木製の火鉢とか。ウチでも一つもらいました。結婚式とかお葬式など人寄せの時に並べて暖房用に使ったのだとか。3枚目の写真で左の方にガラスの器がありますがハエを捕るもの?囲炉裏は暖房を兼ねていたのですよね。お勝手が広くて仕事場でもあり居間でもありましたから学校から帰ると表玄関では無くてお勝手から入りました。表玄関はお客様用で近所の方もお勝手の方に見えていましたっけ。写真を見れば懐かしいものばかりです。