中毒事件機に「食」考え直そう
中国産の冷凍食品が我が国を震撼とさせている。
もちろん日中双方の責任において原因を突き止めなくてはいけないのは当然です。
しかし、今回の事件で日本の食糧事情が大きく取り上げられ、論じられている事はむだな事ではありません。
「食」への警鐘として皆が受け止め、考えるべき良い機会なのではないでしょうか。
現在の日本では食が余りにも軽んじられています。
今の四割弱の食料自給率にはあらためて驚かれた方も居るのではないでしょうか。
テレビで繰り広げられる常軌を逸脱し、正気とは思えないような番組もあります。
結果として安易な方向に流れる食と言う大切な行為。
三ツ星レストランも有名シェフ、有名パテシェも時には必要でしょう。
しかし、もっと大切なのは日常の家庭での食生活です。
食の生産現場、食に関する仕事に関係しない人達が声高に食を論ずる風潮に不安を覚えます。
私は今年も雪消えを待っています。
雪が消えたら、畑に堆肥を散布しましょう。無農薬、減農薬の姿勢で作った野菜は美味しい物です。
そして、何よりも安全なのです。自分で野菜を作り、自分で調理する。
そして、子供たちにもはだしで畑に入ってもらいたい。
今回の事件が「食に関する考え方を変える機会になったら」と心から思っています。
(今から12年程前になりますが、中国からの輸入食品に農薬が混入されていたという事件がありました。
それに関連した投稿をしましたが、反響が大きく葉書を頂いたり、直接来宅された方もいました。)
やはり、生きるという事は食べる事、体も心も食べ物によって左右されると思います。