暖簾に腕押し日記

毒吐き独り言ぶろぐ。ほのぼのと毒が交互にやってきますよ。
コロナでQOL優先に切り替えてまったり生活します。

指輪物語 王の帰還②

2022年11月10日 | 映画
ロードオブザリング原作、指輪物語💍王の帰還②

上巻はゴンドールでの戦いが終わり
アラゴルン達は軍を連れて
陽動のためモルドールの門へ
そこで戦いが始まったところまで

下巻はフロドとサムの話です


フロドは大蜘蛛の毒で仮死状態にされ
オークの塔へ連れて行かれました

サムは指輪とつらぬき丸(フロドの剣)を持って
フロドを助けに行きます

モルドールに入る直前まで指輪をはめて
入る前に外します

モルドールに入り
山々や尾根や遠くの火山や
フロドが連れて行かれたキリスウンゴルの塔の
複雑な構造、背後の崖や谷間、
サムから見た絶望的な景色が描かれます


サムは恐怖で体が震えていましたが、彼を支えたのは質実剛健ホビット的な主人への愛でした

「いま行きますだよ、フロドの旦那!」

サムは塔に入っていきました
塔の中ではオーク達の派閥争いがあり
生き残りは少ないようでした

塔の最上階の天井裏で
サムはフロドを見つけました
フロドはようやく生きた心地がして
サムは指輪は自分が預かっていると伝えました

フロドは指輪がオークに取られていないと安心し、同時に必死でサムから取り返そうとしました

「わたしにおくれ!今すぐおくれ!」

サムは指輪をフロドに返したくない気持ちになりましたが、心はまだ強くあり、指輪をフロドに返しました

サムはフロドの着るものを探しに行き
オークの服や鎧を身につけ
オークが触らなかったエルフの携帯食レンバスを齧り
2人で塔を脱出しました


上空にナズグルがいたり
谷を登ったり降ったり
長い道のりを歩いていると
暗かった空から光が差し込みました

ちょうどその頃、ミナスティリスでは
戦いの風向きが変わって
都に勝利がもたらされたところでした

フロドとサムは光に続いて飲み水を手に入れる事ができ、眠る事ができました

そうしてモルドールのいわば外輪山を越えて内側に入ると、広い高原一帯に軍隊が野営していて、その遠く向こうに目的地の火山がありました、そこまで行くのに1週間はかかりそうでした


ゴンドールからの風が暗雲を追いやり
また明るくなってきたおかげで
フロドは眠り
サムは水を見つけます
その時ゴラムがついてきていました


移動中、フロドとサムはオークの部隊に見つかり
はぐれるな、ついてこい、働け、と部隊に組み込まれますが、途中でまたオーク同士の揉め事があり、抜け出します


歩いて歩いて歩いて水を補給して寝ての繰り返し

火山に近づくにつれ、フロドは歩く力がなくなってきました


重いオークの装備は捨てて
四つん這いになりながら山を登ります

それでもフロドは歩けなくなり
サムは指輪を持ってあげることはできないが
フロドを背負って歩きます

フロドはとても軽くなっていました
主人がこんなにやつれてしまったのだと
サムは悲しみます


いよいよ火山の入り口が近づいてきたとき
ゴラムが襲ってきました
サムはゴラムと取っ組み合い
フロドは最後の力を振り絞って火口に入ります


サムがゴラムを退け火口に入ると

フロドは

指輪はわたしのものだ、と言って消えます

最後の最後でフロドは指輪の魔力に負けたのでした

ゴラムが消えたフロドに襲いかかり

フロドの指を指輪ごと噛みちぎったゴラム

やっと彼の手に指輪が戻ってきました

「いとしいしと!いとしいしと!」

「いとしいしとおお」

ゴラムはそのまま火口に落ち
指輪ごと溶けてしまいました




黒門前で戦うガンダルフ達
その時、空気がわななき、地面が揺れました
門は崩れ、地面は割れ、
敵は蜘蛛の子を散らすように逃げていきました

ガンダルフ達はフロドがやり遂げたと知りました



サムが柔らかなベッドの上で目を覚ますと
隣にはフロドが寝ていて
目の前にはしんだと思っていたガンダルフがいました
サムは大泣きし、そして笑います

そしてフロドとサムは身体を洗い食事をして
ガンダルフと共に歩いていくと
兵士が出迎え讃えてくれました

小高いところに3つ椅子があり
ひとつにはアラゴルンが座っていました

フロドとサムは驚き、喜び
アラゴルンはふたりのホビットを讃えます
吟遊詩人がふたりの歌をうたい
サムは夢が叶ったと泣きます

そして宴会の席につくと
小姓として働いているメリーとピピンに再会します

ギムリとレゴラスもやってきて
旅の仲間は久しぶりに集まり、語り合いました



ミナスティリスの療養所では
エオウィン姫と執政を受け継いだファラミアが出会い、互いの心を癒しあい、愛を育んでいました


そしてゴンドールの戴冠式
アラゴルンは正式にゴンドールの王となり
ファラミアは正式に執政となりました

枯れたゴンドールの白の木は
イシリエンで若木を見つけ王庭に植えられました
若木はたくさんの花をつけ
ゴンドールの繁栄の兆候となりました


夏至の夜
エルフの一団がミナスティリスにやってきました
エルロンド、双子の息子、グロールフィンデル、ガラドリエル、その夫ケレボルン
そしてエルロンドの娘アルウェンでした

アラゴルンとアルウェンの婚礼が執り行われ

そしてセオデン王の亡骸がローハンに運ばれ
埋葬後、エドラスの館に皆集まり
新王エオメルは妹エオウィンとファラミアの結婚を発表しました


ホビット達はいよいよ帰途につきます
エオウィンはメリーにドワーフの作った角笛を渡しました

戦いのときに吹くと、敵の心には恐怖をうえつけ、味方には喜びと救援をもたらすのだと

フロドはアルウェンからペンダントを貰いました
癒えない闇の傷から守られるようにと

旅の仲間はエドラスを出立し
アイゼンガルドに寄りました
木の髭によると、サルマンとグリマは逃げたと

ここで木の髭と別れ
ファンゴルンの森を行くレゴラスとギムリとも別れ
ゴンドールに戻るアラゴルンとも別れ

野営をしていると、サルマンとグリマを見つけます
サルマンはガラドリエルにも憎まれ口を叩き
誰とも折り合わず、グリマを連れて姿を消します


そしてガラドリエルと夫ケレボルンと別れ
一行はやっと裂け谷のエルフの館まで戻り
ビルボと再会しました

その翌日はビルボの誕生日でした
あの誕生会から18年が経っていました
(フロドが旅に出てからは1年)

2週間ほど滞在してビルボに長い長い話をして
彼らは裂け谷をあとにしました

やっとホビット村へ帰るのです

ホビット4人とガンダルフは
ブリー村まで戻ってきました

宿屋の主バタバーと語り合い
この辺りの治安が悪くなった話を聞いたり
指輪の道行きの話をしたり
野伏のストライダー(アラゴルン)がゴンドールの王になった話をしたり
モリア入口で別れた小馬が無事に村に戻っていたり

出立の前に宿屋の主から
ホビット村でも問題が起きていると聞かされました

サムはロスロリアンで水鏡を覗いた時に
ホビット村が焼けたり木々が切り倒されたりしている未来を見ていたため、すぐ理解しました

ガンダルフは彼らに
サルマンの仕業かもしれないが、ホビット村のことは自分達で解決しなくてはならない、今の君達なら問題ないと言い、トムボンバディルに会いに行くため、彼らと別れました


ホビット達はようやくブランディワイン川まで帰ってきました

ところがホビット村には似つかわしくない大きな門が道を閉ざしていました



ここからは4人の最後の冒険譚です

大変な経験をしてきた4人はもはや、それぞれが将なのでした

扉を開けさせ村人の話を聞くと
人間のならず者達がやってきてホビット村を支配していました

4人は捕まったふりをしながら首領のいるビルボの家へ行きます

4人はその景色に心を痛めました
家は焼かれ、ホビット穴の家は廃屋になり
美しい池の端には見慣れない掘立て小屋がたくさん建てられ、美しい並木は1本も残っていませんでした

人間のならず者達は4人を脅そうとしますが
彼らは貴重な装備で武装しています
フロドはミスリル鎧とエルフの鍛えたつらぬき丸
ピピンはゴンドールの近侍装備
メリーはローハンの騎士装備
サムはガンダルフからもらった金の鎖かたびらとロスロリアンでもらった短剣
ごろつき共では歯が立ちません

メリーはエオウィンにもらった角笛を吹いて
村の住人を奮い立たせます

サムは話のわかる老人の家へ行き
何人もいる息子達に協力を求めました

ピピンは既に立てこもっていたトゥック一族を連れてきました

人間のならず者達と戦い
ホビット村は解放されました
あとは首領のみです

ビルボの屋敷に着くと、酷く荒れていました
そこにいたのはサルマンでした
のんびり旅をして裂け谷に寄っている間に
サルマンの悪意が村をさらに抑圧していたのです

フロドは彼を追い出します
サルマンはフロドを刺そうとしますが
ミスリル鎧に阻まれます

それでもフロドは彼をころしてはいけないと言い
サルマンはフロドに健康と長寿は与えられないだろうと予言し去ろうとします


フロドはグリマに
サルマンについていくなと言いますが
サルマンは侮蔑し共に来るように命令します
グリマの中で何かが弾け
グリマはサルマンの喉を掻き切ります
逃げようとしたグリマはホビットの矢に倒れ
これで全ての戦いが終わったのでした



村のみんなの頑張りで家々は元に戻りましたが
切られた木々は戻りません

サムはガラドリエルの贈り物のことを思い出し
箱を開けてみると、中身は
銀色の一粒の種とたくさんの灰色の粉末でした

フロドはサムに庭師の経験を生かして贈り物は大事に使うように言い

サムは各所に若木を植えてその根元に粉末を1粒ずつ置き、残った粉末はホビット村の中心で祝福の言葉とともに空に撒きました

銀色の種はビルボの誕生会をした広場に植えました
そして冬じゅう辛抱強く待ちました

春になってみると
植えた若木は20年分くらい伸び
広場に植えた種は銀色の若木になっていました
そして金色の花が咲きます
これはロスロリアンの樹でした

この年は恵光慈雨の年になりました
丘は緑豊かで葡萄がたわわに実り
子供がたくさん産まれ
誰ひとり病気にかからない年でした

(この辺りの描写が美しくて好きです!)

村は復興しましたが
フロドは倒れたりして体調を崩していました

サムはロージーと結婚してフロドの近くに住み
フロドは世話をしてもらえるようになり
旅の記録を書き続けました

フロドはホビット村の表立った仕事から密かに離脱していき、村の人々の賞賛はメリーとピピンに集まっていました

フロドはたびたび体調を崩し
そしてまたビルボの誕生日がやってきました

その日にフロドはサムを連れて街道に出て
エルロンド、ガラドリエル、ビルボと合流します
フロドはビルボに一緒に行くと言い
サムはようやく事の次第が飲み込めました

サムは悲しみますが
フロドはいっとき指輪所持者になったサムの番もいずれ来るだろう、それまで長い年月、人生を楽しみなさいと言います

一行は西の彼方への船が出る灰色港へ
波止場ではガンダルフが待っていました

船の準備が整った頃
メリーとピピンがやってきます
またフロドに黙って置いていかれたと怒ります

フロドとお別れをして
エルフ達とガンダルフとフロドは船に乗り
船は西の彼方へと消えていきました

サムとメリーとピピンは
暗くなるまで立ち尽くし
一言も話さずホビット村まで帰ってきました

メリーとピピンは2人で歌いながら帰途につき
サムは家族の待つ家に帰りました


おわり


長々とありがとうございました(*´ω`*)
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