ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油販売戦略の流れが変化しています

2007年12月19日 16時50分59秒 | Weblog
灯油ビジネスは明暗が明確化してきたようです。
店頭販売のみでは、値幅は取れても減販で大きな増収には繋がりません。

一方で、受注配送に前向きで「配送センター」の設置宣伝などを告知している販売業者の灯油販売伸び率は減販といわれる中でもほとんどの企業でかなり拡販効果が出ています。

周辺SSの閉鎖などによる新規顧客取り込みにも成功しているのも一つの要因となっているようです。

CTIを装備したコールセンターの設置で受注体制強化したり、
配送エリアを拡大したり、販売店や他社の代行配送まで業務集約して一括で行う業態などは、コストダウンにより飛躍的な収益向上を実現しています。

シーズン中にも拘わらず、急遽のクライアントやハンディPOS増設などの要請も急増しています。

一昨年、昨年、今年と各元売りの販社やスーパーディラーでの「雪ん子」導入が急速に増えたのですが、やはり、今となっては各元売りとしての販売政策だったのかもしれません。

元売りやスーパーディーラーによる広域の販売エリアをカバーするための戦略の取り組みはコストダウンともあいまって、いよいよ大きな経営効果をあげています。

灯油販売戦略もある意味で、系列ごとの直営化による販売競争の時代に突入する気配となってきました。
ある地域では、大手特約店による灯油戦略の系列代理戦争のような事態も発生しています。

各地でエネオス系、シェル系などの販社やリーディングカンパニーの奮闘が目立ちます。
総じて、民族系は出遅れ気味の感がありますが、これは従来からのシェア率が高い反面、販売業者でボリュームが低いポジションで平均化しており、システム導入コストなどに若干の遅れがあることも原因となっているようです。しかし、これは一般論でありもちろん民族系でも非常に強力な販売体制を敷いている企業もあります。

民族系大手フリート系企業などでも本格的な取り組みが開始されており、詳細な業務マニュアルから現場で使用する配送機器(ハイテクローリー)などの開発や工夫まで開始されていますから。全国展開を開始するこれからが見ものです。
このケースも元売りによる販売施策の一環のようです。

小規模店舗での「雪ん子」導入による販売戦略も見逃せません。
たとえ小規模であっても、システム運用効果は変わりませんから、
今ままで、店頭販売だけで今年から配送体制を初めてスタートさせた企業などでは、かなり好調なスタートを切っており、大善戦しています。
当然飛躍的な増収も見込まれています。

灯油配送販売の収益は従来のSSビジネスの中では、異例といってもよいほどの粗利益率を確保することができるわけですから、大きな、経営格差がつくはずです。
確かに、通常の販売体制だけを継続している企業では配送灯油まで減販となっているようです。

これからは一般業者の店頭減販を尻目に大きく変わることになります。
今年はその起点になる年かもしれません。

灯油販売がSSビジネスの年間収益の基軸になる年かも知れません。
冬場の灯油販売量がガソリンよりも多い企業や地域では特にその傾向が強まっています。

灯油配送を起点とする外販ビジネスについて

2007年12月19日 12時40分19秒 | Weblog
ここにきて、灯油配送を起点とする外販ビジネスの手法に注目が集まっています。

色々な工夫やアイデアがあるものです。

基本的に、「宅配」を切り口とするビジネスに合っているのですが、
特にミネラルウォーターなどの宅配には「雪ん子」が最適です。

変わったところでは、お弁当の宅配。

色々とあるものです。

灯油システムですから、どうしても利用度に季節格差がでるという課題がありましたが、配送システムとしての機能活用については無限の広がりを見せています。

通年稼働という観点からみると導入コストも大幅に削減されます。

外販直売部門やお客様サービスのコールセンター設置でも、「雪ん子」のCTI機能に注目が集まっています。
とにかく、この価格でCTIが標準搭載されているわけですから、新たにCTIを導入しようと考えている企業にはコストパフォーマンスは抜群だと思います。

顧客管理データベースとしての活用では、「車検見込客管理」などにも非常に大きな効果を発揮しています。
特に、灯油配送の際にドアツードアで車検見込客に対してアプローチできるという強みがあります。

見込み客のSS来訪時でのアプローチと異なり、充分な時間もとれますから成約率が高いわけです。

SS店頭では限界のある顧客囲い込み戦略やホームエネルギー関連機器の販売などでも大きな効果を発揮しています。

SSのフィールドを飛び出して新たな可能性のある外販部門のビジネスフォームを模索している企業が増えています。

まだまだ、ビジネスアイデアは尽きません。
今後が楽しみになってきました。

やっててよかった!!

2007年12月19日 07時43分57秒 | Weblog
今年の灯油ビジネスはどこかのコンビニの宣伝のようで、
まさに「やっててよかった!」という感じでしょう。

値取り環境は良好。売価もまずまず。
12月の出荷の出足は年末を控えて若干鈍りましたが、これからが本番。
ホームセンターなども採算販売に切り替えているところが増えています。

しかも、ここにきて、業転仕切りは下げです。
需給のタイト感は若干和らぎつつありますが、まだまだ油断できません。

こんな緊張感を維持しつつ、一気に年末需要へ突入できたら、
まさに、「シナリオ通り」です。

おかげさまで「雪ん子」のユーザー様からシーズン途中にもかかわらず、
ネットワーク構築やクライアント増設の問い合わせも増えています。

やれ、オール電化、燃転だと灯油販売をしているにもかかわらずビジネスを侮っていた販売業者との格差が一気に拡大しそうです。

拡販戦略も功を奏しています。
前年比を大きく上回る販売実績です。
ガソリン100㌔と配送灯油100㌔、あなたはどちらを選択しますか?

コアとなるホームエネルギーの配送サービスを起点として、
付随する商品や店頭ガソリン販売にも結びつけましょう。
油外収益商品の拡販の可能性も拡大します。

こうなると、顧客管理データベースは企業の命です。
積極的な活用と運用の工夫で大きな成果を出したいものです。

ゆきんこサポートセンターでは、灯油ビジネスに関するあらゆる御相談に応じています。

我々も灯油システムを「やっててよかった!」と感じています。
ユーザーさまとご一緒に喜んでいます。

我々は、ユーザー様からのご要望と現場からの声を取り入れるべく、
早くも、来季に向けての企画とシステム開発に取り組んでいます。

灯油ビジネスを再検討中の企業様もぜひ、お気軽に声をかけてください。

全国どこでも、飛んでまいります。