仕切り価格よりも燃料油の販売価格の適正化維持が重要なリテール業界。
仕切り価格の動向も気になりますが、
利益確保のためには業界としての適正価格の維持が望まれている昨今のSS業界。
いかに油外収益確保が必要とは言っても、
主軸の燃料油の赤字を埋めるだけのSS経営ではいつまでたっても「朝の来ない夜」が続きます。
せめて、SS店頭の主軸である燃料油部門で赤字が出ないように・・
季節商品である灯油で冬場の収益を上げて黒字にする。
販売数量の少ない、零細業者にとっては「仕切り価格」の情報も必要ではありますが、
原油価格や元売り施策の動向を論じてみても、どうにもならない現実があります。
そんなことよりも、みずから現実のマーケット市況の適正化構築に努力すべきです。
最近、気になるのは、
東南海地震の話題が頻繁にテレビで報道されていることです。
かなりの確率で大災害が予測されていることから、非常に心配です。
石油リテール部門においては、BCP対策を真剣に考えておく必要がありそうです。
過去の大災害発生時を教訓として
緊急時のデリバリー体制を想定しておく必要があります。
「ゆきんこサポートセンター」でも石油販売企業の各社とBCP対策の検討をスタートさせます。
石油ビジネスは、目先の利益確保だけでなく
非常時への対応が課題となっています。