山の中で生まれて、、山の中で育って、
現在も軽井沢の森の中で生活していますと、人生観が変わります。
最近、テレビで「ポツンと一軒家」という番組を楽しんでいますが、
昔、私がド田舎で親からもらった小さなガソリンスタンドを引き継いだ頃。
群馬県の南牧村と上野村にかけての山の中の集落まで灯油を配達していたころが懐かしく思い出されます。
塩ノ沢峠や武道峠の山の中の集落の一軒家に住む高齢者宅まで
灯油をドラム缶で配達していました。
当時は、ミニローリーもなくて、
トラックのボディーの下にドラム缶が傷まないように古タイヤを敷いて
ドカンと落としてから、坂道をゴロゴロと転がして、納屋の中に届ける作業でした。
当時の私は、都内でのキャンパスライフから一転してのド田舎生活、
天国から地獄へ一直線。なんて思っていたものです。
毎日毎日、そんな作業が続いて、本当に辛い時代で、
一生こんな仕事をしていくのかと悲観していた時代です。
そんなわけで、当時としては珍しい灯油配送ミニローリーを購入した時は本当にうれしかった。
当時、山の中の一軒家には囲炉裏があって、おばあさんがよく「やきもち」を焼いていました。
囲炉裏の周りの灰の中に、やきもちを入れておいて焼く田舎の食べ物ですが、
仕事が終わると、やきもちを囲炉裏から掘り出して、ポンポンと灰を落としてから「ハイ、食べな・」と
美味しいお茶を入れてくれます。
おばあさんと周りの山の景色を眺めながら、食べたやきもちの味は今でも忘れられませんね。
時代は、タイムスリップして
現在、私は灯油の配送システムを開発してて全国に販売しているわけです。
何か、複雑な感じなのですが、やはり、ITビジネスの経営者として見られています。
そんなわけで、人生いろいろありまして、
「雪ん子」は絶対に真似のできない、石油業界の専用ソリューションとして確立されました。
常に思うことは、
「あの頃」の志と体験です。
現在、群馬県南牧村は存続さえ危ぶまれている全国一の高齢者の村で、限界集落。
下仁田町もSS過疎地で大変です。
今日も田舎の、「ポツンと一軒家」のような環境から全国に向けて、
頑張っているわけです。
自分のライフワークである
灯油の安定供給体制構築に向けて、この時期になりますと心がメラメラと燃えてきます。
全国各地の高齢者宅や限界集落の消費者の方にも安心して灯油を利用いただけるように
より具体的な供給システムをつくること。
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