今回は「パレスチナの王子タハ」のキャラクター作りをします。
彼については「シェイクスピアの時代からタイムスリップして来たような男」としましたが、具体的にはロミオをモデルにします。
現代のロミオと言えば、このディカプリオが演じたバージョンが高い人気を博しています。
彼はシェイクスピアが描いたほどに饒舌ではありませんが、詩人という設定はパンク的に上手く表現されており、それが現代の若者層にウケました。
わたしがターゲットにするのも若者層ですが、この映画ほどパンクに走るつもりはなく、もうちょっと正統派のロミオとして描くつもりです。
彼は真剣に「私達はあなたの友達です」と訴えたいが故にとても饒舌になり、イスラエル人とパレスチナ人の間に友情の橋を築こうとします。
そんなタハをカレンは精一杯応援し、2人は必然的に結ばれますが、両家の人々はその愛を引き裂こうとします。
これは家よりも大きな民族対立にまで発展し、2人の愛はそれを和解へと導きます。
シェイクスピアはロミオとジュリエットの死によって両家の和解を描きましたが、タハとカレンにはより大きなカルマを果たして貰うので、その生涯を全うさせる必要性があります。
その為に2人は「ネイティブのキリスト秀祥」の元で修行して、ブレサリアン(成就者)と成ります。
この設定は変更しませんので、ここでブレサリアンについてもう一度振り返って置きます。
これは「究極の平和主義の実践」と取れる行いで、誰もが成就者になれるワケではありませんが、それに近付くコトはできます。
近未来の地球は、人口増加や環境破壊などによって食糧難の時代を迎えるとされているので、ブレサリアンの道の探究は科学的な注目を集めるかも知れません。
それは世界平和への道でもあるので、地球よりも進化した星では人々がブレサリアンに近付いていて、彼等は「We are your friends」のメッセージと共に、その道を私達に伝えてくれているかも知れません。