真の動物福祉牧場を目指して

永遠(とわ)の2日

 「永遠とは今日のコトだ」と歌っているのはクイーンで、日本では五輪真弓が「愛は永遠に続いて行く」と唄っております。

 クイーンのは「誰が永遠に生きたい?」という曲で、真弓のは「愛の約束」です。
 どちらも名曲なのでぜひ聞いてみて下さい。

 「永遠の2日」というのは以前、シバジーとトゥルクがK2のベースキャンプで最期の名残を惜む「時」としてセッティングしました。
 これは山が晴れ渡って、絶好の登頂日和に成るのを待つ時間で、時に吹雪でかまくらに閉じ込められたりもします。

 こうした雪山のシーンはこれまでも何度か物語って来ましたが、今回はよりエクストリーム(極限的)な描写が求められます。
 その参考文献としては、山漫画の雄「岳」がとても善く極限を描いております。
 また、2人っきりで極地を横断する逃避行を描いた「闇の左手」も、再びフィーチャーしたいと思います。

 これは惑星「冬」を代表する王者と、地球を代表する使者の2人の逃避行で、数ヶ月間ずっと2人は極地で体温を分かち合います。
 「冬」の人類は両性具有なので「うまく噛み合わない恋愛感情」の様なモノが生じますが、私が物語で取り入れたいのは「テレパシー能力の開花」の方で、2人はそれによって真の友情を結びます。

 こうした思いっきり濃密な関係は時にテレパシー能力を開花させ、それは表情から感情を読み取る能力が男性の20倍あるとされる、女性にこそ相応しい能力だと思います。

 130歳のシバジーは流石に耳が遠くなっていますが、トゥルクの「心の声」はハッキリと最期の時まで彼の心に届いて、人類史上初のK2の登頂をサポートします。
 
 シバジーはてっぺんでそのまま山と一つに成り、トゥルクは山を見上げる度に彼の「声」を聴きます。

 
 
 
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「農業」カテゴリーもっと見る