今日午後7時から中央コミュニティセンターで、国民健康保険運営協議会が開かれ、国保を考える会の方などと一緒に傍聴しました。議案は当初予算案と保険料の改定についてです。
予算は前年度比約15億円の増で、主な理由は高齢化と医療の高度化とされています。歳入では、保険料の料率の改定などの増加要因があるものの、被保険者数の減で減少。国庫・県支出金は前期高齢者交付金の増。一般会計繰入金は、低所得者対策のため国からの財政支援などの法定外繰入金が増。実質収支比率改善のための法定外繰入金は減となっています。
歳出の保険給付費は約16億円増となっています。
国保料の改定は2018年度を目途に段階的に引き上げるという方針のもと、2017年度も保険料の改定(値上げ)をしようとしています。
保険料の引き上げだけでなく、収納対策を強化するため、「払いたくても払えない」状況をさらにすすめることになります。
協議会の委員からは、「国保料が高い」「保険料が上がらないほうが良いが…」という声も出されましたが、「市民への説明と説得材料がもう少し必要」と言った意見に留まりました。
一番驚いたのは、ある方が「(国保は)社会保険でありまして市民同士が支えるもの」と発言したことです。現在の国民健康保険法には「相互扶助」という文言はなく、第一条に、「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」と、社会保障制度であることが明記されています。
生活相談があり、10割負担の資格証明書を交付された方と来週窓口に行く予定です。
市はもっと市民の実態をつかんで、安心して医療が受けられる制度へと改善すべきです。
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