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今日午後から千葉市議会では引き続き一般質問が行われています。党市議団からは中村きみえ市議(花見川区)が登壇しました。「買い物難民」と病院問題についてお知らせします。「買い物難民」については市内の各行政区でも大きな課題です。「食」は命にかかわるため、移動支援や事業者支援を行なって、地域に住み続けられるようにしなければなりません。
中村市議は、この他に、フードロス、花見川区のまちづくりについて取り上げています。
■買い物難民について
【中村きみえ市議】
地元ではスーパーがなくなり、高齢者は若い人との買い物か買ってもらうなどで半ばあきらめている状況があり、(中略)美浜区のスーパーの閉店や稲毛区のマルエツ撤退後、買い物に困る住民も多く、移動販売を利用せざるをえません。こうした状況を踏まえて伺う。
市では、高齢者が買い物できず、地域で住み続けられることがいかに困難か、こうした「買い物難民」の実態を把握し、打開策を考えていますか。
【保健福祉局長】
買い物が困難となっている方の人数は把握していませんが、その背景や原因としては、長い距離を歩けない、重い荷物が持てないといった加齢や心身の状況によるもののほか、公共交通機関がないなどにより移動そのものが困難であることによるもの、スーパーなどの店舗の撤退により買い物ができる場所が近くからなくなってしまったことなどいよるものなど、様々な理由から日頃の買い物に不都合が生じているという声も聞いています。(中略)外出が困難な方に対する移動支援、そして事業者支援として、移動販売を行う事業者と地元自治会などとの調整などの取り組みを進めてきたところですが、引き続き、支援の充実を図る必要があると認識しています。
【中村きみえ市議】
スーパーでの買い物にデイサービスなどの福祉車両を活用するケースの事業拡大予定はありますか。
【保健福祉局長】
この事業は、社会福祉法人が社会貢献の一環として、運営するデイサービス等の車両が開いている時間を活用し、交通や身体などの事情により買い物をすることが困難な方を対象として、近隣のスーパーへの送迎を支援しているもので、現在では14法人が取り組みを行なっています。
現在は、新型コロナウイルス感染症の影響により、サービスを一時休止している法人もありますが、同様の取り組みがさらに広がるよう、引き続き、市内の社会福祉法人などに対する働きかけを行なっていきます。
◆病院問題について
【中村きみえ市議】
市西部地域の医療機関で足りない診療科をどう補っていくのか、計画的に人材確保や病棟配置などをどう想定しているのか。
【病院局次長】
新病院では、高齢化が進展する中、救急医療や高齢者医療の強化のため、循環器・脳神経・整形外科疾患など幅広い疾患に対応できる入院診療体制を強化していく予定であり、大学医学部等と医師確保に向けた調整を進めているほか、看護師等についても必要な人員の確保に努め、適切な配置に取り組んでいきます。
【中村きみえ市議】
青葉病院は内科医師が常勤で30人に対し、海浜では16人。整形外科は10人に対し海浜では1人です。両病院での医師の人事交流をして新病院の整備を進めていくのか。かなり計画的に医師の配置の検討をしなければならないのではないですか。
【病院局次長】
両市立病院では、総合的な医療を実践すべく、医師数の少ない診療科についても、千葉大学との連携や病院間の人事交流を進めることで、地域のみなさまが求める医療を提供できるよう努めていきます。
新病院では、腎臓内科を新設する予定であり、整形外科についても地域の救急搬送や手術に対応すべく、開院時に千葉大学から医師を派遣していただく予定です。