交通政策課は「減便等を実施する際には、国土交通省関東運輸局への届出が必要となるものの、本市への報告等は義務化されていないことから実態等の把握は難しいが、これまでも各事業者に対し速やかに情報提供を求めるとともに、適時、事業者へのヒアリングを行うなど、状況把握に努めている。 昨年度は、ヒアリング時にコロナ禍で収入が低迷していた事業者に燃料費の高騰が追い打ちをかけているの状況が判明したため、地域公共交通支援の1つとして燃料費高騰分として、新たに6月補正予算で予算措置するなどの対応をした」と答えました。
また、委員会でも取り上げられているバス運転手の確保やそれへの支援についてもただしました。
交通政策課は「運転手養成支援は令和2年度から本市独自の支援策として実施してきており、昨年度までの3年間で延べ12社、24名に総額約450万円の支援を実施してきました。 今年度も6月補正予算として予算計上し、8月から事業開始しておりますが、申請は運転免許取得後となることもあり、今年度の申請は、現時点ではありません」とのこと。
私からバスの運転手不足は全国的な課題であり、国土交通省など国の支援についてただし、 交通政策課からは「国土交通省では、令和4年度第2次補正予算として、旅客運送事業者が人材確保のために行う広報活動や二種免許取得のための教習などの費用の一部を助成する支援制度を開始している」としています。
バス事業者の経営状況で減便や廃止が今後も広がることが予想されます。また、来年4月からはバス運転手の拘束時間の上限等を見直す「労働環境改善」が行われることから、運転手の確保がより重要な課題となるとしています。市が運営するバスがなく、民間バス事業者に頼らざるをえない中で、市民の足としても必要なバス路線の維持、向上が必要です。
写真は、美浜区内を走る主なバス事業者の路線図です。主に千葉海浜交通、ちばシティバス、京成バスが運行され、平和交通バスや、あすか交通も一部地域で運行されています。