午後から野本信正市議(若葉区)が一般質問を行ないました。若葉区などで環境を破壊する金属スクラップヤードが存在し、近隣住民の生活にも影響が出ており、以前、千葉市議会にも請願が出され、全会一致で採択されていることからも早期の条例制定が求められています。その質問の内容の一部を掲載します。
【野本信正市議】
若葉区多部田町のヤードは、人家から20メートル程度の位置にあるため、騒音や夜遅くまでの作業による人の話し声などの被害を受けている。また、公共道路いわゆる赤道の無断使用や調整区域の中では違法の建物が並び、作業員が宿泊している等近隣に不安を与えている。
会社名は、T貿易金属処理ヤード、平成30年8月、中古車リサイクルセンター跡地に金属処理ヤードが稼働した。稼働に伴い、騒音振動異臭の問題で会社と話し合いをしたが事態が解決せず、千葉市役所にお願いしている。最近では、工場拡大に伴い近隣の山林を購入して、赤道の不法占拠や県外ナンバー大型トラックの往来、複数車両の路上駐車で迷惑行為も発生している。
(中略)
住宅地・住民の環境保全には、住宅地とヤードの間を100メートル開けるとかの距離規定を作ること、ヤードの1km以内の住民に説明会を開き、合意を得ること等が必要であり、長野県飯田市の条例では、住民組織を作り自治会長の承諾を条件にしていることなどを参考にしていくよう求めるがどうか。
【環境局長】
住宅近くにスクラップヤードが設置されることで様々な環境保全上の問題が生じるおそれがあることから、策定を進めている条例案の中で、住宅との距離について規制を設けることや説明会の開催を義務付けることなどを検討しています。
【野本信正市議】
ヤード内の汚染水対策で飯田市の条例は、簡易浄化槽の設置と、配水管の敷設も義務付けている。千葉市も取り入れることを提案するがどうか。
【環境局長】
現在進めている条例案において、公共用水域及び地下水の汚染を防止するために、簡易浄化槽などと同様の効果のある油水分離槽の設置や床面の材質を不浸透性にするなどの措置を講じること等の義務付けを検討しています。
【野本信正市議】
法律も条例の規制もない施設が次々と設置され、環境を壊し住民に不安を与えているのに行政は規制することもできない。準備している条例が罰則付きで厳しく指導できるように急いで制定することを強く求める。見通しについて答弁を求める。
【環境局長】
現在、条例案の策定作業を進めており、今後、パブリックコメントや検察庁協議などを手続きを経て、できるだけ早期に条例ができるよう努めていきます。
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