今日、予算審査の環境経済分科会があり、市民局・区役所と環境局の予算について審査を行いました。私の質問の内容は以下の通りです。
【市民局・区役所】
○高原千葉村…
高原千葉村はみなかみ町にある施設です。施設全体で平成31年３月で廃止する方向で進められています。使用料以上に管理運営費がかかってしまっている現状があり、特に市民ロッヂ廃止のことを市民が受け止めて、利用を控えてしまうこともあるので、これまで利用してきた団体などへの利用の周知をあらためて行うよう求めました。
○地域課題解決ソリューション「ちばレポ」
地域協働の取り組みとして導入された「ちばレポ」は、導入システムが提案された時に、議会から附帯決議まで出されたもので、協働の取り組みや費用の縮減になっているかなどを毎年度、議会としても検証しなければなりません。
市民が気軽に参加できる「かいけつレポート」では、大雨が予想され、浸水被害などが過去にある地域には、このツールを使って前日などに側溝周辺の状況を確認してもらうなど、よびかけも必要ではないかとただしました。またサポーター活動でも個人で解決しようとした時に、そのための用具がない場合に、サポート活動取り組んでいる団体や企業から貸していただけるような情報提供の必要性も提案しました。
○障害者スポーツの推進…
新年度にスポーツ振興基金条例が創設予定で、このうち280万円を活用して器具の整備が行なわれます。創設後の寄附の働きかけについて問いました。ふるさと納税という形で行ない、まずは2020年に向けて、障害者スポーツに関わるところでの充実を図るということが示されました。
○スポーツ施設管理運営…
千葉公園体育館についてはかなりの老朽化が進み、対策が急がれますが、競輪事業でもまだ確定ではないが、250ｍバンク整備が検討されていることからも、それに合わせなければならない事情もあるようです。しかしながら老朽化はさらに進むので、利用できなかった場合の代替策について質しました。
「具体的な代替策は検討していない」と答えましたが、近隣の大学施設の利用が考えられるという認識は示しました。利用する市民・団体のみなさんの安全第一に対策を講じなければなりません。
○若年女性の性的搾取問題…
10代の女性が従事するＪＫビジネス、犯罪的なアダルトビデオ撮影被害者が近年、増えている現状があります。男女共同参画センターのハーモニー相談にはそうした相談が寄せられていないとのことですが、市が情報を把握して、行政や民間の相談窓口にアクセスしやすい体制整備が求められていると新たな課題を提案しました。現在、男女共同参画課は７名の職員ですが、ヘイトスピーチやＬＧＢＴＱなど人権に関わる担当職員の増員も今後求められます。
○消費生活センター…
市内の悪質商法（訪問販売・電話勧誘）の被害実態は年々増加しています。悪質商法に「カモリスト」と呼ばれる名簿が存在します。消費者庁が悪質な訪問販売などを行っていた業者が利用していた名簿を滋賀県野洲市に提供しました。その受け皿となるのが「消費者安全確保地域協議会」の設立であり、千葉市でも具体的な対策を進めるために同協議会の設立を、関係機関と検討していくことを求めました。
被害者の多くが高齢者であり、取り締まりの強化などの対策が必要です。
写真は「ちばレポ」のスマートフォンでのアプリ画面（トップ）です。環境局の審査については明日以降にお知らせします。
