【市民局の議案】
補正予算は、マイナンバーに係るものでマイナンバーカードへの旧姓併記を可能とするシステム改修で、国からは詳細な内容は示されていないのも問題ですが、市は約１億460万円の改修費用の補正を計上しています。私たちの基本的な立場は、マイナンバー（カード）の取得のメリットよりも、情報漏えい等によるリスクが大きく、影響は測りしれないとの理由から制度の凍結・中止を求めています。
スポーツ振興基金条例の制定については、今年度は企業から車椅子とスポーツ振興のためにと寄附があり、その受け皿として基金を創設することになりました。12月議会で、日本共産党千葉市議団が障害者スポーツ振興基金条例を提案し、それがスポーツ振興全体を引き上げていく形となり、条例提案が実っています。今後の寄附の活用も、東京2020オリンピック・パラリンピックの障害者スポーツに当面は充てていくこととしています。今後もさらなる普及が求められます。
千葉市文化交流プラザ設置管理条例の廃止は、千葉駅前にある元郵政のぱるる、その後千葉市が購入し、文化交流プラザとして活用されてきました。今後30年度以降の５年間に10億円の設備更新が必要なこと、利用率が低迷すること、施設全体の活用見込みがないことなどを理由に廃止し、来年度売却の手続きを行う予定です。しかし10年以上は音楽ホールを継続するという売却条件ですが、買い手がつくのか疑問が残ります。党市議団は、代替施設を確保した上での廃止を行うなど、文化振興のために市が責任を持って活用していくことを求めています。
【環境局の議案】
千葉市土砂等の埋め立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部改正については、現在の指導要綱には、土砂等の埋め立て等事業の許可申請前に説明会を実施することとされていますが、事前の説明会がより確実に実施されるよう、説明会の義務付けをすること。暴力団排除条項を追加するというものです。
近隣市では、すでに説明会の対象範囲を200メートルから300メートルへと拡大していることからも千葉市でもほぼ同様の改正を行っています。「住民への説明を確実に行えるように」と求めました。
明日は常任委員会の予備日で休会です。明後日からは一般質問が始まります。
写真は、北九州市の障害者スポーツセンター「アレアス」です。ふくなが市議の過去の書き込みから写真を利用させていただきました。この後に、障害者スポーツ振興検討委員会設置条例の提案、昨年12月議会での障害者スポーツ振興基金条例の提案につながっていきます。
