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先月から始まった月1回の理論活動教室に参加するために日本共産党中央委員会に行きました。ソ連によるチェコスロバキア侵略からソ連崩壊に至るまでの理論活動史と、中国共産党との正常化とその後の野党外交への発展についての講義です。
ソ連崩壊後に日本共産党に関する文書が出てきて、ソ連共産党が日本共産党の内部に分派を工作してその人物が日本共産党の内部の情報を報告したり、ソ連からの資金提供を受けていたことがわかる領収書が出てくるなど、日本共産党への干渉をしてきた経過がそうした文書からわかったとのこと。干渉されていた当時にはわからなかったことが次々と明らかにされましたが、その中で日本共産党の理論活動がソ連の理論的な問題点、大国・覇権主義に対する要所要所で急所にあたっていたことがわかったということです。
なかなかブログでは伝えきれない中身です。日本共産党の理論活動の歴史的流れをつかむ上で中国とソ連からの干渉への理論的な反撃と、マルクス・レーニン主義を絶対としないという科学的社会主義の理論を守る理論活動だったことがこれまでの講義の中心で、これからマルクスの理論史そのものを読んでいくとのことです。2時間半ほどの理論活動教室ですが、あっという間に時間が過ぎていきます。もう一度古典を読み返さないといけないですね。