日本国憲法が施行されてから67周年となりました。全国で憲法集会が開かれるなど、安倍政権の解釈改憲による集団的自衛権の行使容認などの動きに対して、「憲法をまもろう」「立憲主義を守れ」という国民の声が広がっています。今日、千葉市内で行われた憲法記念日の集いは満席となり、会場に入れない状況になりました。文化行事として、市川市で活動されている合唱団プリマベラのみなさんによる合唱と、会場と一体になって「長崎の鐘」「憲法九条、五月晴れ」を歌いました。
記念講演は、名古屋大学名誉教授で憲法が専門の森英樹氏でした。「どうなる憲法?どうする憲法!暴走する改憲・壊憲の矛盾を突く」というテーマでの講演。この間の安倍政権の暴走は、秘密保護法強行採決による表現の自由を奪い、社会保障制度を改悪し、「残業代ゼロ」など労働法制も改悪する、まさに憲法を壊す「壊憲」を進めていることを前段お話しされ、96条改正、集団的自衛権の行使、靖国神社参拝で国民や自民党内部からの批判、アメリカの外交政策との矛盾が広がっていることなどを明らかにして、市民パワーではねかえそうと訴えられました。講演は終始ユーモアも織り交ぜながらでしたので、聞き入ってしまいました。
日本共産党は今日付のしんぶん赤旗で山下よしき書記局長が談話を発表しています。各世論調査でも憲法第9条の明文改憲も、集団的自衛権の行使容認も「必要ない」との回答が多数を占めていて、今後も増える傾向にあること。自民党元幹部や改憲派の憲法学者、歴代の内閣法制局長などからも「解釈改憲反対」が相次ぐ中で、戦争への道を許さないたたかいをさらに広げていくことが求められています。千葉県憲法会議代表幹事の高橋勲弁護士が、「憲法を学び、改憲・壊憲を許さない運動はこの1年にかかっている」と熱く訴えられていました。
憲法を壊すのではなく、あらゆる分野に活かされなければなりません。
最新の画像もっと見る
最近の「平和」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事