23日、千葉市内で開かれたシンポジウム「大震災とコンビナート防災」に参加をしました。地震工学の専門家である早稲田大学教授・濱田政則氏の基調講演と、日本共産党の小松実県議、千葉県のコンビナート防災担当者がパネラーとして出席されました。濱田教授は冒頭、「まだ教訓を語るには早い」とし、液状化と「側方流動」の実態を、1995年の震災時の神戸のコンビナートの「側方流動」の具体的な実態を示したり、首都直下地震で、京浜・京葉コンビナートで石油タンク・ガスタンクなどが爆発・流出した場合の想定も示しながら対策を講じる必要性を話されました。
そのあとに発言した小松実県議からは、コスモ石油千葉製油所のタンク火災・爆発の概要と原因、コンビナートの危険性、液状化・津波対策について発言され、火災・爆発の原因として、安全と人命よりも効率優先とリスク管理の甘さを指摘しました。コンビナート防災については、住民・事業者・行政との連携が必要としました。
濱田教授が参加者に3.11当時のそれぞれの状況と防災に関するアンケートのお願いがあり、記入していくと自らもまだ防災に対し不十分な部分があることに気づかされました。こうした取り組みは、小さい規模での開催も必要ではないかと考えました。
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