
昨日、千葉市国保を考える会が国民健康保険制度の改善・充実を求める要望書を提出するということで、私も同席しました。今年度から3年間について「国保財政健全化第2期アクションプラン」に基づき、毎年度、保険料引き上げが実施、提案されています。
千葉市の国保料は所得の1割を超え、「払いたくても払えない」世帯が増え続け、滞納世帯は加入世帯の22.3%にもなっています。4世帯に1世帯が滞納となり、それが恒常化しています。差し押さえも強まり、2009年度は14件であったのが2014年度は1,511件にもなっています。
考える会で行なった電話相談などで、「通院回数を減らした」「治療を中断した」などの切実な声が寄せられています。
千葉市では、親の滞納であったえも18歳未満の子どもには正規の保険証が交付されたり、所得200万円以下の世帯には市独自の1割減免制度を実施していますが、短期保険証が増え、減少傾向にあった窓口10割負担の資格証明書が前年よりも増加している状況にあります。
国民健康保険制度は社会保障であり、国民は等しく医療を受ける皆保険であり、重要な役割があります。
要望書では、一般会計からの繰り入れを行い保険料を値上げしないことや、医療費の一部負担金の免除制度を活用できるように制度の周知と対応を求めることなど、いくつかの項目を要望しています。2月議会の前に、国保に関する懇談の実施をあわせて求めています。
国民健康保険制度に関心のある方は、ぜひ千葉市国保を考える会の活動に参加していただいたり、市との懇談に参加していただければと思います。
写真は、イオンモール幕張新都心店の樹木のイルミネーション。