♪出会いはいつでも 偶然の風の中~♪
とさだまさし氏は「天までとどけ」という歌の中で歌っている。ゆきたんくも同感である。
今、自分の身の回りにいる人たちとのかかわりを考えると「数多くの偶然の重なり」であることに気づく。
自分の人生を考えてみると、生きてもたかが7~80年である。その短いスタンスの中に重なり合う偶然。実際に卑弥呼や、ダビィンチは過去の人間だし、バロック音楽好きであっても生バッハに会うことはできないのである。
そして日本に生まれたこと。 世界には192(日本が承認している国の数191か国と日本)の国があるのに、日本に生まれ育ち、現在ある一都市に生活しているという事実。日本の地方、同じ都道府県、同じ市町村・・・。学校の子供達はどうだろうか。同じ学校、同じ学年、同じクラス。
そして、その時代の背景を考えなくはならないだろう。
人との出会い、場所との出会い、物との出会いによって人生とは大きく変わるものなのだろう。
ヘレン・ケラー女史がサリバン先生と出会わなければ・・・。
ヨハン・セバスチャン・バッハが音楽一家に誕生しなかったら・・・。
長島茂男氏が野球のない国で生まれたら・・・。
時間・場所・機会(TPO)が三位一体となって人生は動いている。
人との出会いが多く語られるけれども、自分を取り巻く全ての事象が出会いなのだろう。
今いる自分って、何億分の一の確立で誕生したキャラクターなのだろう。
例え、それがかっこよくても悪くても、宇宙で唯一の存在なのだろう。
それを思ったとき、自分を尊く思えるのなら幸せなんだろう。
そう、ゆきたんくも女房と知り合わなければ、息子たちには会えなかったのだ。
出会いって素晴らしい。