伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

大きな施設

2008-04-20 23:32:00 | Weblog

では、久しぶりにインドネシアネタで・・・

ジャカルタ観光は大きく分けて3つ。中央部と南部と北部。
 義兄が、ジャカルタ北部に行こうというので、バハリ海洋博物館をリクエストした。義兄も北部にあるカフェ・バタビアに行きたいというので、昼食そこに決めて出発した。
  ジャカルタ市内を北上していくうちに建物の様子が変わってきた。義兄から華僑が多く住んでいるから建物もチャイナタウン的な感じだと説明を受けた。そして雰囲気がだんだんに貧しくなっていった。昔から貧しい人たちが北部の港の辺りには住んでいることを聞いた。博物館周囲には、みやげ物やもあるにはあるが、売り物の中心は日用品のようなものであった。


みやげ物屋? それとも雑貨屋
博物館入り口の対面の店である。

しばらく行くと、写真にあるいかりが目に入った。博物館入り口である。年季の入ったいかりが目印である。


博物館入り口のいかり

 中では船の模型や、歴史的な写真を見ることができた。中は広く使われており、展示品は点在しているように見える。なんせ博物館の長さは170mもあるのだ。
 それに見学客は私と義兄と長男のおーちゃんだけであった。普段は客なんて珍しいのだろう。ガイドさんが張り切って、案内をしてくれる。貸切状態な上に日本語も堪能なのでずいぶんと楽しめた。

 その中で一番印象に残っているのが旧刑務所である。ガイドさんの話では、悪事を働いた者はこの写真中の建物に服役させられたのである。建物の周囲が水なのでなかなか逃げることができないという。今では写真にあるように水溜り(海につながっている。)の上を親子で遊んでいるような光景が見られるが、ここが刑務所の現役だった頃は脱走した時点で命が消えるような状況だったという。
 


旧刑務所

 博物館はかつて東インド会社の香辛料倉庫だった。港も近く、この辺りでは、1番か2番目に大きな建物である。1942年には日本軍が物資を保管する倉庫として使っていたという。日本ではかつて軍が使用していたおきな建物は、学校などの公共施設になっていることが多い。文化的な施設として生まれ変わっているならばよしとしよう。

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