さて、7月19日の日曜日、神戸スポーツサーキットで行われたSLカートミーティング神戸シリーズ第3戦。
カデットクラスをレポートしていきましょう。
まずは、取材でお世話になっている横山さんのパドックへ、ご挨拶。
右側が横山さんパパ。麦わら帽子が似合ってますね。奥には中村海斗君も写ってます。
息子さんの横山輝翔(あきと)くんは、昨年のSL神戸シリーズ『キッズクラスチャンピオン』。
今年は、一つ上のお兄ちゃんクラスである、カデットクラスにチャレンジしています。
早速、あきとくんパパに今シーズンのマシンを見せてもらいました。
シャシーは『Energy』を使用。
聞けば、このクルマ。『Energy』のカデット2020年モデルの初号機。
「う~ん、ってことは、あきとくんはテストドライバーみたいなもんだねぇ」とボクは一人納得。
エンジンはヤマハ KT100(キャブレター口径を小さくして出力を抑えてます)
タイヤはヨコハマ ADVAN のワンメイク。
カデットクラスの子供たちがレーシングカートに乗る時、一番ネックになるのが
『身長と体重』
日々成長する身体。それに合わせて、ペダルの位置を細かく調整します。
写真左側が、車の前方向になります。
ブレーキ、アクセルペダルは、これでもか!!というほど後ろにセットされています。
その調整金具の細やかさ。
『どれだけ、手間がかかっているんだろう?』
ボクはもう、これ見ただけで、涙ものでした。
ちなみに前回ご紹介した、SSクラス中村海斗くんのペダル周りはこんなにシンプル。
カデットクラスは、ドライバーを含めた『車両重量』の管理も大変です。
あきとくんは、小学2年生、今年からカデットに乗ることが可能。
まだ、小さな身体は、当然体重も軽いので、定められた『最低重量』に達していません。
そこで、規則に則って、車体にガッツリ、鉛のウェイトを積み込みます。
(シートの左横と、後ろに取り付けてありますね)
ウェイトの合計はなんと20kg !!
さらに、びっくりしたのが、取り付け位置。
車体の裏側、シートの底面に鉛のウェイトを取り付けています。
『こんなとこに、ウェイトつけてるのはウチだけですヮ』とあきとくんパパがニコニコ。
確かに、低重心、マシンの運動性を考えると、ここにウェイトを積むのが、合理的ですね。
今日のあきとくん、朝のタイムトライアル2位
予選ヒートは6位
そして彼はこの予選ヒート中にファーステストラップ、47.075-を記録。
******
******
予選ヒート中、他の誰よりも速く走った! という証明です。
タイムトライアルで記録した、47秒106- より速くなってます。
うん、この速さは本物だね!
あきとくんパパが、嬉しさを隠しきれないのも、うなづけます。
ボクは改めて、最速ラップを叩き出した、タイヤを見ました。
うまいドライバーは、タイヤを上手に使うのです。
フロントが、よく溶けています。
あきとくんパパによると、
右回りの高速4コーナーで、右フロントタイヤの内側に、すごく荷重がかかっているらしい、とのこと。
確かに、右フロントタイヤの内側のエッジが集中して溶けていました。
***
さあ、ぼちぼち決勝レースの出番ですよ。
あきとくんも身支度を整えます。
新車をピットロードに引き出して、
チームのみんなで、カートをグリッドへ運びます。
ゼッケン2番が、あきとくん。6番グリッドからのスタート。
決勝の模様は、下の動画をご覧ください。
2020 SL神戸シリーズ 第3戦 カデットオープン 決勝
あきとくんは、決勝4位入賞でした。車検場に、クルマが戻ってきます。
カートをスタンドに乗っけて。
あきとくん、お疲れ様でした。
『ママ、ネックガード、持って』
こういうところは、やっぱり小学校低学年のかわいさですね。
レース結果は以下の通り。
レースを見るとわかりますが、レースを最後まで走りきる、リタイヤせずに走りきる、それだけでも大変なことだなぁ〜、とボクは思います。
カデットクラスの表彰式。10位までが入賞になります。
1位 片岡くん、2位 山代君、 3位 金子君、本当におめでとう!!
表彰台の3人だけが貰える『YOKOHAMA』 のキャップ。
やっぱり、かっこいいよね。あきとくん、次は表彰台、登ろうぜ!!
前回のレースでは悔し涙を見せた、あきと君でしたが、
今回は、笑顔でレースを終えることができましたね。
子供たちが一生懸命走る、ひたむきな姿、いつも感動をもらっていることに気づきます。
取材ご協力いただきました横山様、カデットレーサーのみんな、本当にありがとうございました。
写真、本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
にほんブログ村
カデットクラスをレポートしていきましょう。
まずは、取材でお世話になっている横山さんのパドックへ、ご挨拶。
右側が横山さんパパ。麦わら帽子が似合ってますね。奥には中村海斗君も写ってます。
息子さんの横山輝翔(あきと)くんは、昨年のSL神戸シリーズ『キッズクラスチャンピオン』。
今年は、一つ上のお兄ちゃんクラスである、カデットクラスにチャレンジしています。
早速、あきとくんパパに今シーズンのマシンを見せてもらいました。
シャシーは『Energy』を使用。
聞けば、このクルマ。『Energy』のカデット2020年モデルの初号機。
「う~ん、ってことは、あきとくんはテストドライバーみたいなもんだねぇ」とボクは一人納得。
エンジンはヤマハ KT100(キャブレター口径を小さくして出力を抑えてます)
タイヤはヨコハマ ADVAN のワンメイク。
カデットクラスの子供たちがレーシングカートに乗る時、一番ネックになるのが
『身長と体重』
日々成長する身体。それに合わせて、ペダルの位置を細かく調整します。
写真左側が、車の前方向になります。
ブレーキ、アクセルペダルは、これでもか!!というほど後ろにセットされています。
その調整金具の細やかさ。
『どれだけ、手間がかかっているんだろう?』
ボクはもう、これ見ただけで、涙ものでした。
ちなみに前回ご紹介した、SSクラス中村海斗くんのペダル周りはこんなにシンプル。
カデットクラスは、ドライバーを含めた『車両重量』の管理も大変です。
あきとくんは、小学2年生、今年からカデットに乗ることが可能。
まだ、小さな身体は、当然体重も軽いので、定められた『最低重量』に達していません。
そこで、規則に則って、車体にガッツリ、鉛のウェイトを積み込みます。
(シートの左横と、後ろに取り付けてありますね)
ウェイトの合計はなんと20kg !!
さらに、びっくりしたのが、取り付け位置。
車体の裏側、シートの底面に鉛のウェイトを取り付けています。
『こんなとこに、ウェイトつけてるのはウチだけですヮ』とあきとくんパパがニコニコ。
確かに、低重心、マシンの運動性を考えると、ここにウェイトを積むのが、合理的ですね。
今日のあきとくん、朝のタイムトライアル2位
予選ヒートは6位
そして彼はこの予選ヒート中にファーステストラップ、47.075-を記録。
******
******
予選ヒート中、他の誰よりも速く走った! という証明です。
タイムトライアルで記録した、47秒106- より速くなってます。
うん、この速さは本物だね!
あきとくんパパが、嬉しさを隠しきれないのも、うなづけます。
ボクは改めて、最速ラップを叩き出した、タイヤを見ました。
うまいドライバーは、タイヤを上手に使うのです。
フロントが、よく溶けています。
あきとくんパパによると、
右回りの高速4コーナーで、右フロントタイヤの内側に、すごく荷重がかかっているらしい、とのこと。
確かに、右フロントタイヤの内側のエッジが集中して溶けていました。
***
さあ、ぼちぼち決勝レースの出番ですよ。
あきとくんも身支度を整えます。
新車をピットロードに引き出して、
チームのみんなで、カートをグリッドへ運びます。
ゼッケン2番が、あきとくん。6番グリッドからのスタート。
決勝の模様は、下の動画をご覧ください。
2020 SL神戸シリーズ 第3戦 カデットオープン 決勝
あきとくんは、決勝4位入賞でした。車検場に、クルマが戻ってきます。
カートをスタンドに乗っけて。
あきとくん、お疲れ様でした。
『ママ、ネックガード、持って』
こういうところは、やっぱり小学校低学年のかわいさですね。
レース結果は以下の通り。
レースを見るとわかりますが、レースを最後まで走りきる、リタイヤせずに走りきる、それだけでも大変なことだなぁ〜、とボクは思います。
カデットクラスの表彰式。10位までが入賞になります。
1位 片岡くん、2位 山代君、 3位 金子君、本当におめでとう!!
表彰台の3人だけが貰える『YOKOHAMA』 のキャップ。
やっぱり、かっこいいよね。あきとくん、次は表彰台、登ろうぜ!!
前回のレースでは悔し涙を見せた、あきと君でしたが、
今回は、笑顔でレースを終えることができましたね。
子供たちが一生懸命走る、ひたむきな姿、いつも感動をもらっていることに気づきます。
取材ご協力いただきました横山様、カデットレーサーのみんな、本当にありがとうございました。
写真、本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます