スローペースが続きます。
真夜中のパン屋さんはNHK総合で放送された映像に触発されて。
それでも図書館で借りる形にしてるところが、なかなか私も変わってきたな~ってところ?
一年の締めに読んだ穂村氏の短編集はその「毒」の強さに一瞬おののき…でも何か止められないもののある不思議な一冊でした。
2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2757ページ
ナイス数:932ナイス
いじわるな天使 (アスペクト文庫)の感想
帰省本)目測を誤り、帰る電車の車中でほぼ読み終わってしまいました(笑)一番はじめの物語の遠慮も配慮も何にもない物語に、表紙と作者で衝動買いしたことを少しだけ後悔。かなりシュールな内容に驚きながら、でも何か読むことをやめさせない言葉運び?穂村さんの独特の世界を歩かせてもらいました。楽しかったとは言いにくいのだれど、もう一回読むだろうな、という一冊でした。
読了日:12月31日 著者:穂村弘
クリスマスのぶたぶた (徳間文庫 や)の感想
ぶたぶたさんにあいたいなぁ。と、なんだかとても願ってしまった一冊。クリスマスイブから元日までを、サンタさんとして、お父さんとして街の人たちの間を通り過ぎる彼。丁度年賀はがきを書いていたので、そのことに関した物語が一番心にきた、かな。出会う相手に様々な想いを残しつつ、彼もまたたくさんの想いを重ねて新しい年を迎えるのですね。おそらく今年最後の感想。この本でよかったな、と、思います。
読了日:12月29日 著者:矢崎存美
あやし (角川文庫)の感想
再読)前々から持っていて、少し前に新書版を気付かずに買ってしまった一冊。今回は文庫版を読む。もちろん中身は同じ(苦笑)人の底知れぬ怖さと、そして悲しさの伝わる物語集。政五郎親分の登場するお話もあったりして、やっぱり宮部時代物は良いなあ、と思う。最後に少し背筋が寒くなって毎回本を閉じるのでした。こんな感じの新作がまた読みたいものです。
読了日:12月27日 著者:宮部みゆき
湯島ノ罠-居眠り磐音江戸双紙(44) (双葉文庫)の感想
年明けのもうひとつの新刊を待った方がいいかな?と思いつつ。磐音さんの雰囲気が随分変わり、若い門弟たちの成長を強く感じられた一冊だった。いよいよ迫る「時」に向かっているのと同時に、それぞれのその先もにおわせられ始めたなぁ、と思う。すぐに次巻が発売でよかった。続けて先を読みたいと思いながら本を閉じた。
読了日:12月23日 著者:佐伯泰英
やなりいなり (新潮文庫)の感想
読み始め、前回の「ゆんでめて」を思い起こさせるものがあってちょっとしんみり。。しかし今回は比較的若旦那が元気でした(w)久々のこの世界はもうすっかり故郷に帰ったようにほっとできて、いつの間にかすっかり体に馴染む優しい物語になったなあ~と思います。最近は未来への想いも描かれて、本当に世界が深く広くなってきましたね。最終章に不意打ちの涙…でしたがそれもまた。あったかいものでした。料理レシピがついていたのはちょっと意外だったかな。でも若旦那への気遣いが別の方面から感じられて楽しかったです。
読了日:12月17日 著者:畠中恵
イン・ザ・ヘブンの感想
ふっと手に取り気付けば再読完了(笑)で。若い頃は思わなかったことをひとつ。素子さんって、中谷君なんだなぁー。なーんて、ね。今回初めて感じた。もちろんご本人の一部分なんだけど、とても強くこの一冊は中谷君だなあ、と。
読了日:12月10日 著者:新井素子
真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫)の感想
図書館)それぞれがまた一歩ずつ深く描写され安定感が更に増す。中心の3人の背景が1巻できちんとわかっているためか、この巻の方がとても状況がシンプルにわかり易い。周りの主要な人々も含め。そして初めて胸が苦しくなる。今回の問題の中心は弘基の過去からやってくる。彼の背景と心情。クロワッサンにまつわる想い・・・。哀しいけれど暖かく変化する今までの道のりが本題の合間に見え隠れしてほろ苦い。美和子さんに出会う前。出会ってから。別れそしてその後。だんだんに具体的に描かれると共に、キャラクターも成長するんだね。(続)
読了日:12月8日 著者:大沼紀子
真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)の感想
図書館)何がどう、と具体的に表現できない。ただ、ものすごくほっこりと落ち着く雰囲気を持った物語。なんていうか各自の設定はあらまぁ…という感覚も無きにしも非ず(というかそれぞれ「親」というものが…)なんだけれどこの主人公3人の性格描写のせいか、なんだろう。すごくこの世界に馴染むことができた。予想以上。ずっと本屋さんにあって横目でみつつ読まなかったけれど、ドラマ(地上波)をきっかけに手にしていま、もっと早く読みたかったな、と思ってる。次巻に進みます。
読了日:12月5日 著者:大沼紀子
パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)の感想
本屋さんのアンソロジーで初めて知った作家さん)とても軽くサクサクと甘味も含んで進む物語の影に、非常に重いテーマが見え隠れする、かなり私好みの作品でした。元警部がパティシエっていうちょっと聞いたことのない設定。そのお兄さんがまた素人なのにかなり鋭い観察眼の持ち主でそして語り手。かな~り素っ頓狂な刑事部長秘書(ほんとかな?)な彼女の持ち込む依頼に何だかんだ抵抗しながらも巻き込まれ謎を解く。。その持ち込まれるものの影がかなり重たくて、特にラストの物語はしんどい結果ではありました。でも胃もたれはしない(続)
読了日:12月1日 著者:似鳥鶏
読書メーター
真夜中のパン屋さんはNHK総合で放送された映像に触発されて。
それでも図書館で借りる形にしてるところが、なかなか私も変わってきたな~ってところ?
一年の締めに読んだ穂村氏の短編集はその「毒」の強さに一瞬おののき…でも何か止められないもののある不思議な一冊でした。
2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2757ページ
ナイス数:932ナイス
いじわるな天使 (アスペクト文庫)の感想
帰省本)目測を誤り、帰る電車の車中でほぼ読み終わってしまいました(笑)一番はじめの物語の遠慮も配慮も何にもない物語に、表紙と作者で衝動買いしたことを少しだけ後悔。かなりシュールな内容に驚きながら、でも何か読むことをやめさせない言葉運び?穂村さんの独特の世界を歩かせてもらいました。楽しかったとは言いにくいのだれど、もう一回読むだろうな、という一冊でした。
読了日:12月31日 著者:穂村弘
クリスマスのぶたぶた (徳間文庫 や)の感想
ぶたぶたさんにあいたいなぁ。と、なんだかとても願ってしまった一冊。クリスマスイブから元日までを、サンタさんとして、お父さんとして街の人たちの間を通り過ぎる彼。丁度年賀はがきを書いていたので、そのことに関した物語が一番心にきた、かな。出会う相手に様々な想いを残しつつ、彼もまたたくさんの想いを重ねて新しい年を迎えるのですね。おそらく今年最後の感想。この本でよかったな、と、思います。
読了日:12月29日 著者:矢崎存美
あやし (角川文庫)の感想
再読)前々から持っていて、少し前に新書版を気付かずに買ってしまった一冊。今回は文庫版を読む。もちろん中身は同じ(苦笑)人の底知れぬ怖さと、そして悲しさの伝わる物語集。政五郎親分の登場するお話もあったりして、やっぱり宮部時代物は良いなあ、と思う。最後に少し背筋が寒くなって毎回本を閉じるのでした。こんな感じの新作がまた読みたいものです。
読了日:12月27日 著者:宮部みゆき
湯島ノ罠-居眠り磐音江戸双紙(44) (双葉文庫)の感想
年明けのもうひとつの新刊を待った方がいいかな?と思いつつ。磐音さんの雰囲気が随分変わり、若い門弟たちの成長を強く感じられた一冊だった。いよいよ迫る「時」に向かっているのと同時に、それぞれのその先もにおわせられ始めたなぁ、と思う。すぐに次巻が発売でよかった。続けて先を読みたいと思いながら本を閉じた。
読了日:12月23日 著者:佐伯泰英
やなりいなり (新潮文庫)の感想
読み始め、前回の「ゆんでめて」を思い起こさせるものがあってちょっとしんみり。。しかし今回は比較的若旦那が元気でした(w)久々のこの世界はもうすっかり故郷に帰ったようにほっとできて、いつの間にかすっかり体に馴染む優しい物語になったなあ~と思います。最近は未来への想いも描かれて、本当に世界が深く広くなってきましたね。最終章に不意打ちの涙…でしたがそれもまた。あったかいものでした。料理レシピがついていたのはちょっと意外だったかな。でも若旦那への気遣いが別の方面から感じられて楽しかったです。
読了日:12月17日 著者:畠中恵
イン・ザ・ヘブンの感想
ふっと手に取り気付けば再読完了(笑)で。若い頃は思わなかったことをひとつ。素子さんって、中谷君なんだなぁー。なーんて、ね。今回初めて感じた。もちろんご本人の一部分なんだけど、とても強くこの一冊は中谷君だなあ、と。
読了日:12月10日 著者:新井素子
真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫)の感想
図書館)それぞれがまた一歩ずつ深く描写され安定感が更に増す。中心の3人の背景が1巻できちんとわかっているためか、この巻の方がとても状況がシンプルにわかり易い。周りの主要な人々も含め。そして初めて胸が苦しくなる。今回の問題の中心は弘基の過去からやってくる。彼の背景と心情。クロワッサンにまつわる想い・・・。哀しいけれど暖かく変化する今までの道のりが本題の合間に見え隠れしてほろ苦い。美和子さんに出会う前。出会ってから。別れそしてその後。だんだんに具体的に描かれると共に、キャラクターも成長するんだね。(続)
読了日:12月8日 著者:大沼紀子
真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)の感想
図書館)何がどう、と具体的に表現できない。ただ、ものすごくほっこりと落ち着く雰囲気を持った物語。なんていうか各自の設定はあらまぁ…という感覚も無きにしも非ず(というかそれぞれ「親」というものが…)なんだけれどこの主人公3人の性格描写のせいか、なんだろう。すごくこの世界に馴染むことができた。予想以上。ずっと本屋さんにあって横目でみつつ読まなかったけれど、ドラマ(地上波)をきっかけに手にしていま、もっと早く読みたかったな、と思ってる。次巻に進みます。
読了日:12月5日 著者:大沼紀子
パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から (幻冬舎文庫)の感想
本屋さんのアンソロジーで初めて知った作家さん)とても軽くサクサクと甘味も含んで進む物語の影に、非常に重いテーマが見え隠れする、かなり私好みの作品でした。元警部がパティシエっていうちょっと聞いたことのない設定。そのお兄さんがまた素人なのにかなり鋭い観察眼の持ち主でそして語り手。かな~り素っ頓狂な刑事部長秘書(ほんとかな?)な彼女の持ち込む依頼に何だかんだ抵抗しながらも巻き込まれ謎を解く。。その持ち込まれるものの影がかなり重たくて、特にラストの物語はしんどい結果ではありました。でも胃もたれはしない(続)
読了日:12月1日 著者:似鳥鶏
読書メーター