どうも、今回は政治に関して私が考えていることについて。
最近思うのが、どこかからヒーロー、政治的に言うなら有能な指導者が現れて、なんとかしてくれることはないということなんですよね。
そんなのがあるとしたら、漫画や映画の中だけです。
救世主願望はやめましょう。
そして、ものごとが変わるのは一瞬のように見えても、それまでの積み重ねがあるものです。
1960年代の米国公民権運動を例にしましょう。キング牧師やマルコムXが有名ですね。ヘビー級ボクサーのモハメド・アリも関わっていました。
こういった黒人運動は、少なくとも20世紀の前半から存在していました。60年代になって急に登場したわけではないのです。
そして70年代以降も、ブラックパンサー党や近年のBLM運動のように、地道に継続していますね。
まあそれだけ差別問題というのが簡単には解決できない、根深い問題だということでもあります。
米国だけでなくアジアでも同様です。
1980年代の韓国や台湾の民主化だって、それまでの30年以上の積み上げがあってこそ。
フィリピンやインドネシアの場合も。
そういった過程を軽視していませんか。
もちろん、揺り戻し・バックラッシュもありますが。
しばしば日本では民主主義が未成熟・未発達だと聞かれます。
私は、その主な原因は、継続的な市民運動の不足だと思いますよ。
政治とは選挙で投票することだけを指すのではありません。
じゃあどうすれば良いんだよ、と言われそうですが。
とりあえずは身近な問題、学校でのいじめや職場でのハラスメントなど、一つずつ解決する。それを積み重ねることが重要だと思いますよ。
例えば、こんなのとか。
「スーパーのレジ、店員が座ったらダメですか? イス設置求め、学生が運営会社と交渉」(https://www.bengo4.com/c_5/n_16881/)
まだまだ多くの職場や学校で、理不尽なルールが蔓延していると思いますが。
違和感を持つ人は、組合にでも相談してみては。
組合が嫌だというなら、労働弁護団もあります。
(https://roudou-bengodan.org/)
あとは各都道府県の労働基準監督署かな。
さあ遠慮なく。