夢七雑録

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パリ(2)

2010-07-31 08:38:50 | 大正時代の絵葉書による海外の旅


 上の絵葉書は、1900年のパリ万国博の際に建てられたグラン・パレとプティ・パレを北側から描いた絵で、TUCKのポストカードです。右側のガラス天井のグラン・パレ(現在は美術館、博物館など)と、左側のプティ・パレ(現在は美術館)の間に、よく見ると、自動車に混じって馬車の姿も見えています。

 次の絵葉書は、アレクサンドル3世橋の写真です。大広場の向こうにアンヴァリッドの建物(廃兵院)と、その後にあるアンヴァリッド教会のドームが見えています。この写真では見難いのですが、橋の上に荷物を運んでいる馬車が見えています。

 次の絵葉書は、コンコルド広場の絵ですが、今と違うのは、行きかう人々と自動車の型式、それに騎馬の人ぐらいでしょうか。

 次の絵葉書は、ロワイヤル通りと、その奥にあるマドレーヌ寺院の写真です。通りの建物や寺院の姿も、交通渋滞している通りの風景も、今と同じようですが、よく見ると、通りは自動車と馬車で渋滞しているようです。当時、すでに時代遅れになっていた馬車を、ステイタス・シンボルとして使用する人も居たのでしょう。


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