夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

晩夏の時節、東京郊外の我が家の小庭は、鈴虫、こうろぎの鳴き声の二部合唱なり・・。

2011-08-29 08:12:51 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
私達夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

ここ数週間、鈴虫とこうろぎの2部合唱が、早朝、夕暮れ、夜の3度ばかり鳴いている。

日中のひとときは、蝉(せみ)の盛んな鳴き声となり、
私は盛夏の名残りと微苦笑したりしている。

昨夜は私は月を誉(ほ)めようと、
玄関庭に下り立つ、しばらく月を眺めていたのであるが、
月は私に微笑んでいるように観えたりした。
そして、鈴虫は盛んに鳴き、こうろぎは遠慮しているように、
ときおり鳴いている。

何かと定年後から気弱になった主(あるじ)の私に似てか、こうろぎは愛(いと)おしくなり、
鈴虫に少し遠慮してねぇ、と思ったのである。


今朝の6時過ぎに庭に下り立つと、
こうろぎが元気よく鳴いている。
鈴虫はどうしたことか、かぼそい声で鳴いている・・。

私はこうろぎは早朝タイプで、
鈴虫は夕暮れから夜にかけて盛大に鳴いていたので、
鳴き疲れ早朝は元気がない、と思ったりした。

東京郊外の住宅街の片隅にある我家で、盛んに鈴虫、こうろぎが鳴くのは、
私が庭の手入れの際、塀際に面した雑草をあえて残し、
毎年、鈴虫、こうろぎの鳴き声を秋まで享受し、季節の移ろいと共に過ごしている。


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